写真はロビー・クリーガー、レイ・マンザレク(中央)、マーク・アーモンド (C)BANG Media International

ザ・ドアーズのオリジナルメンバーでキーボード奏者のレイ・マンザレクが20日、ドイツのローゼンハイムにて死去した。74歳だった。

長く胆管がんの闘病生活を送っていたレイは、ローゼンハイムにあるロメッド・クリニックにて息を引き取り、同バンドのフェイスブックには、妻のドロシーやリック、ジェームズら兄弟に見守られる中、レイはこの世を去ったと発表されている。

レイの訃報を知ったドアーズのギタリストであるロビー・クリーガーは「友人でありバンド仲間でもあったレイ・マンザレクが亡くなったことを知ってとても悲しい。俺はこれまで、レイとドアーズの曲をプレイすることができて幸せだった。レイは俺の人生において大きな存在だったからこれから寂しくなるな」と悲しみを吐露した。

レイは、1965年に故ジム・モリスンと出会ってドアーズを結成し、以後「ハートに火をつけて」がヒットを飛ばずなど世界中で1億枚以上ものレコードを売り上げ、ロック史上最もアイコニックなバンドを築いた。バンドが6枚目のアルバム『L.A.ウーマン』をリリースした後の1971年にジム・モリソンがパリで急死。バンドは、その後も2枚のアルバムをリリースしたが、73年に解散している。

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