国民生活センターは、全国の消費生活センターに寄せられた相談件数のうち、スマートフォンからアクセスしたアダルト情報サイトに関する相談が増加の一途をたどっているとして注意を呼びかけた。2013年度においては前年同期比で約3倍増となり、全体の約3割を占めている。
全国の消費生活センターに寄せられた相談のうち、スマートフォンからアクセスしたアダルト情報サイトに関する相談が急増している。2010年度の相談件数は46件でスマートフォンからアクセスした割合は0.1%、2011年度は4,234件で4.4%、2012年度は1万2,013件で18.6%となった。
2013年度においても増加の一途をたどっており、5月13日までの受付登録分で1174件の相談が寄せられ、前年同期比で約3倍増、相談全体の28.7%を占めている。
具体的な相談内容としては、「有料の認識がないままクリックしたところ、料金の請求画面が表示されたが、支払わなければならないか」「個人情報が業者に伝わっているのではないか」などが多かった。さらに最近は、公式マーケットからのダウンロードにおいて、料金を請求されたというトラブルも増えているという。
同センターでは、身に覚えがない請求は無視し、不安に思う場合には業者に連絡をせず、最寄りの消費生活センターに相談して欲しいとしている。