映画『ダークナイト』(2008年)のクリストファー・ノーランが製作、映画『ウォッチメン』(2008年)、『300<スリーハンドレッド>』(2006年)のザック・スナイダーが監督した、新たなスーパーマン誕生の物語を描く映画『マン・オブ・スティール』の予告映像が公開された。

(C) 2012 Warner Bros. All Rights Reserved.

このたび公開された予告映像では、クラーク・ケントが崩壊しつつある故郷から赤子のまま一人脱出し、人智を超えた力を持つ青年としての孤独と葛藤、そして自身の使命に目覚め、スーパーマンとして立ち上がる様子が描かれているほか、後半では、地球に訪れる絶望的で強大な危機に一人で立ち向かう姿を収録。さらに、映像の最後には胸にある"S"のマークの意味について「僕の世界では、“希望”を意味する」とヒロインのロイス・レインの打ち明けている。

同作でスーパーマン(クラーク・ケント)役を演じたヘンリー・カビルは、「彼に共感できることは大事だ。原作ファンはいつだってスーパーマンを受け入れるだろう。だけど、スーパーマンの熱烈なファンではないという人も多くいる。コミックなんて興味はないという人も。そういう人たちにも、この映画を楽しんでもらいたいんだ。だから、コミックらしいファンタスティックな要素も維持しつつ、出来る限りのリアリティを持ち込むことは、とても大事なんだ。でなければ、普通の人は共感してくれない」と同作では多くの人に共感できる物語を作ろうとしたことを明かした。また、絶対的なヒーローである「スーパーマン」を演じたことについては、「今は素敵な気分だよ。そして、とても責任とプレッシャーを感じる。子供たちは、純粋に僕をスーパーマンだと思うんだからね。子供は、“この俳優がスーパーマンを演じるんだな”なんて思わない。子供たちにとって、僕はすごく大事な存在なんだ。僕から受けた印象を、その子たちは一生持ち続けるんだからね」とコメントしている。

映画『マン・オブ・スティール』は8月30日より、新宿ピカデリーほかにて全国公開。