ワコールはこのほど「夏のバスト環境に関する意識」の調査結果を発表した。同調査は、バストの悩みを解決する夏専用のブラジャー「風と谷間のブラ」を発売するにあたり、「夏の環境下におけるバストとブラジャーに関する実験」とともに行われたもの。20代~40代の女性465名から回答を得た。
夏にブラジャーをつけるとベトつきが気になる人は2人に1人
「夏、ブラジャーをつけるとベト付きが気になるか」を聞いたところ、52.9%の女性が気になると回答した。また、「夏、ブラジャーが汗で湿ると冷たくて不快か」という問いにも半数近くの人が「あてはまる」と回答。3人に1人が、夏にブラジャーをつけると、あせもなどの肌トラブルに悩むことがあるとの結果が出た。
同社が女性をサーモグラフィで撮影したところ、首からデコルテ付近やワキと同程度に、バージスライン(バストの底辺)周辺の体温が高かった。また、汗(水分)に反応した箇所が黒くなる「ヨードデンプン法」にて実験を行ったところ、とくにワキや谷間、バージスラインが黒くなっており、胸もとも暑さで多量の汗をかいていることがわかった。
加えて、「発汗前のブラジャー」と「発汗後のブラジャー」を、サーモグラフィを用いて撮影した結果、発汗後のブラジャーは、バージスラインからその周辺部分にかけて、汗を吸って冷たくなることもわかった。このことからも、胸もとの汗はバージスラインからブラジャーに伝わり、蒸発せずにたまってしまうことが判明したという。
汗対策の優先順位「ワキ・顔・背中」。バストは後回し
「もっとも優先して汗対策をする部分」を聞いたところ、「ワキ」が67.1%と群を抜いて多く、以下「顔」の25.2%、「背中」の3.2%となった。「バスト」は1.5%で5位となった。
「夏、バストまわりに感じる不快感についてケアをしているか」という設問に対しても、「あてはまる」と回答した女性は465人中19人の4.1%で、多くの女性は不快感を覚えてもケアをしていない結果となった。
夏専用ブラジャーの存在を知っていた人は26%
「夏専用のブラジャーがあることを知っているか」と聞いたところ、「はい」と回答した人は全体の約26%に止まった。対して、「夏専用のブラジャーを今後、試してみたいか」の問いには、7割以上が「試してみたい」と答えたという。調査の詳細、夏専用ブラジャーの機能等は「ワコール おっぱい環境白書」で閲覧できる。