HTC NIPPONは5月20日、KDDI(au)向けのAndroidスマートフォン新製品「HTC J One HTL22」の発表を記念してブロガーらを集めたイベントを開催した。会場には、HTCのCEOであるピーター・チョウ氏が駆けつけ、HTC J Oneの魅力をアピールした。HTC J One は6月上旬以降に発売される予定。

ピーター・チョウ氏

HTC J One HTL22は、海外ですでに発売されている同名端末「HTC One」を日本向けにカスタマイズした製品。従来モデルの「HTC J butterfly HTL21」は、グローバルに先駆け日本モデルとして登場したが、HTC J One HTL22はグローバルモデルを日本仕様にしたモデルとなっている。

HTC J One

本体側面

本体上部と下部

日本向けの機能としては、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信が追加された。HTC J One HTL22のサイズ・重量は約69(W)×138(H)×10.5(D)mm・約157gで、グローバルモデルよりも1mmほど厚く、14g重くなっている。これはワンセグなどの機能を追加したためとのこと。

チョウCEOは、成長する世界のスマートフォン市場で「アジアがスマートフォンのトレンドセッターであり、日本市場は最前線にいる」と話し、日本市場を重視する姿勢を強調する。その上で、HTCは「常にチャレンジしていきたい」というスタンスで端末を開発しており、今回のHTC Oneでは、「革命的なエクスペリエンスを提供する」ことを目指した、という。

ホームUIは、新たに「BlingFeed」を搭載。TwitterなどのSNSやニュースといった情報がホーム画面に常に表示され、更新されることで、アプリを立ち上げて確認する手間を省いてくれる。表示する機会の多いホーム画面に情報を集約することで、ユーザーの快適な利用を目指した。

情報が常に更新され、ホーム画面で最新情報を確認できるBlingFeed。左にフリックすると、Android標準のホーム画面も表示できる

ディスプレイは4.7インチフルHD液晶を搭載。HTC J Butterflyの5インチよりもわずかに小さくなっている。機能面ではカメラが特徴で、「HTC UltraPixel」と呼ばれるセンサーを搭載。メインカメラは有効画素数400万画素と、昨今のスマートフォンカメラのトレンドである800~1,300万画素クラスのセンサーに比べると少ない。