女優の江角マキコが超破天荒OLを演じ人気を博したフジテレビ系ドラマ『ショムニ』が10年ぶりに復活し、7月から放送をスタートすることが21日、明らかになった。

7月スタートの『ショムニ(仮)』に出演するベッキー(左)、江角マキコ(中央)、本田翼

同シリーズは、リストラ対象者が集められる"庶務二課(ショムニ)"のOLたちの物語。会社と対峙しながらも己の欲に忠実に行動することで、結果的に周囲の人間を感化し、時には会社を救ってしまう。個性的なキャラクターと痛快なストーリー展開は人々の心をつかみ、1998年から2002年まで、3度にわたってシリーズにわたって放送されるほど人気を博した。江角マキコが演じるのは超破天荒OL・坪井千夏で、新シリーズは、満帆カンパニー退職後に消息不明だった千夏が、ある理由から庶務二課に復帰するところから物語が展開。千夏の退社後、ショムニは廃止されていたものの、人事部の策略で新しいショムニが復活する。

出演者は江角以外、メンバーを一新。ベッキー、本田翼、安藤サクラ、森カンナ、堀内敬子といったフレッシュで実力派の面々がそろった。本田が演じるのは、オリンピックを期待されていた棒高跳び選手・円山詩織。広告塔として入社したものの、成績は振るわず、さらに経費削減のために陸上部も廃部に。電話応対もろくにできない詩織は社内で陰口をたたかれるようになり、肩身の狭い思いをしていた。そんな彼女の前にストレートな行動を取ってくるOL・三波まどか(ベッキー)、安倍麗子(安藤サクラ)、小島美鈴(森カンナ)、福田益代(堀内敬子)が次々と現れる。

江角は「アベノミクスで日本経済復活の兆しがうかがえる今夏、10年ぶりに『ショムニ』も復活させていただくことになりました」とあいさつし、「OLだけでなく、世の中の理不尽、いじめ、うわさ話、作り話に耐えている全ての女性、学生の皆さん、"平成の無責任女、坪井千夏"にお任せください」と力強いコメント。新たなショムニメンバーに向け「新しいショムニのメンバーの皆さんには、自分の既成するイメージをかなぐり捨て、あるいは存分に発揮していただき、一緒に『ショムニ』の世界観を作り上げていただきたいと思っています」とメッセージを送り、「私自身も、楽しみにしています」と撮影を心待ちにしている様子だった。

『ショムニ(仮)』は、7月から毎週水曜22:00~22:54に放送される予定。