みなさんには「てっぱん」と呼べるジョークはありますか? 国が違えばジョークも違うもの。そこで日本に住む外国人20人に、日本人に言ったらウケた自国のジョークを聞いてみました。

イッツ・ア・ジョーク!!

■3人の男性の木こりが、誰が一番いい木こりか話してる。ロシアの木こりは「私は1万本の木を切った」と言いました。カナダの木こりは「私は2万本の木を切った」と言いました。アフリカの木こりは「私はサハラで木を切った」と言いました。ロシアとカナダの木こりが驚いた「サハラは木がありません!」。アフリカの木こりが答えた「私がすべてを切ったから、今はもうありませんね」 (チェコ/男性/30代前半)

「世界一の木こり」という有名なジョーク。ほかにも、サハラは砂漠だから木がないじゃないかと突っ込むと、にやりと笑って「ね?」だけですませるものや、「今じゃそう呼ばれているようだね」というパターンもあるようです。

■調理器具持ち込み禁止の宿舎に、友人が電子レンジを持ち込んだが、管理人はずっと気づいていなかった。なぜかというと、友人は電子レンジに二本のアンテナをつけて、テレビと偽装したからだ (中国/女性/30代後半)

いやいや気付くでしょう、と言いたくなります。単純明快な笑いって場を和ませますね。

下ネタ系

■日本では乾杯する時に乾杯!と言います。フランスでは乾杯する時にチンチンと言います。日本人に言った時にウケるジョークになりました (フランス/男性/20代後半)

下ネタというよりは、単なる偶然なのですが、たしかにちょっと日本人は動揺してしまいますね。

民族性ジョーク系

■西アフリカでは国によって特徴がある。セネガル人は食べ物にお金をかけ、マリ人は服にお金をかけ、ギニア人は女を働かせる。ナイジェリア人はずるい (マリ/男性/30代前半)

■中国の料理を食べ、 アメリカ人から給料をもらい、日本人の妻を得て、イギリスの家に住む (中国/女性/30代後半)

民族性ジョークはその国の背景を知らないと面白さが伝わらないので、中には「ふーん」「へー」という感じであまりピンとこないこともありますね。西アフリカのそれはジョークなのでしょうか……?

言いません&ウケません!

■スウェーデンのジョークは、ちょっと日本のおじいさんギャグみたいなのであまり言ったことがないです。面白いポイントが違います (スウェーデン/男性/30代後半)

■ユーモアは訳しにくいものなので、日本人と話す時、ジョークは言いません。普通にしゃべっていたら、面白いことが自然に出ます (アメリカ/男性/30代前半)

■国の文化の特徴を説明しないと、ウケてもらえないことが多いです(ウクライナ/女性/20代後半)

母国のジョークはウケなかったとの回答も多くありました。自国文化の説明から入らないといけない、適当な和訳が見当たらないばかりにせっかくのジョークも通じない、ということもあるようです。でも、スウェーデン男性のおじいさんギャグというのは、是非聞いてみたいですよ!