フォルクスワーゲン グループ ジャパンは6月25日、7世代目となる新型「ゴルフ」を発売する。同社の新しいモジュール戦略「MQB」のもとに開発された新型「ゴルフ」は、歴代モデルの中でも最高の低燃費を達成している。

7世代目となる新型「ゴルフ」。20日にはプレス発表会も行われた

新型「ゴルフ」のパワーユニットは1.2リットルと1.4リットルのガソリンエンジン。ともに4気筒DOHCターボで、トランスミッションは7速DSGを搭載する。最高出力は105PSと140PS。1.2リットルは従来より低い回転数で最大トルクを発揮し、JC08モード燃費は「ゴルフ」として過去最高の21.0km/リットルを達成。1.4リットルは気筒休止システム、アクティブシリンダーマネジメントシステム(ACT)などにより、燃費は19.9km/リットル。こうした低燃費により、新型「ゴルフ」は全車エコカー減税100%となった。

シャシーは従来とまったく異なる革新的なモジュラートランスバースマトリックス(MQB)を初めて採用。これにより、ハイクオリティな技術や素材を盛り込むことが可能となり、大幅な軽量化を達成しながら、同時にプリクラッシュブレーキシステム「Front Assist Plus」など、従来は上級モデルに限られていた安全装備の搭載が可能になった。

安全装備はその他、「シティエマージェンシーブレーキ」「プロアクティブ・オキュパント・プロテクション」「マルチコリジョンブレーキシステム」「ドライバー疲労検知システム」などを装備し、クラストップレベルの多岐にわたる安全装備を標準装備としている。

プリクラッシュブレーキシステム「Front Assist Plus」(イメージ)

マルチコリジョンブレーキシステム(イメージ)

プロアクティブ・オキュパント・プロテクション(イメージ)

ドライバー疲労検知システム「Fatigue Detection System」

価格は、1.2リットルエンジン搭載の「TSI トレンドライン」が249万円、「TSI コンフォートライン」が269万円、1.4リットルエンジン搭載の「TSI ハイライン」が299万円。