近世ロシアの「開かれた窓口」、サンクト・ペテルブルク」

サンクト・ペテルブルクはロマノフ王朝ピョートル1世により建設された新都。北方戦争でスウェーデンに勝利し、西欧文化を取り入れつつ帝政ロシアが発展していく基盤となった街である。

美術館や近世ロシアの歴史建造物も

帝政ロシアは18世紀後半、女帝エカチェリーナ2世の時代に最盛期を迎える。20世紀に入ってからはロシア革命の嵐に巻き込まれ、街の名は「ペトログラード」に変わった。1917年、世界初の社会主義国家が誕生すると、更に街の名は「レニングラード」に変更。そしてソ連崩壊とともに、サンクト・ペテルブルクに復帰した。

観光スポットとしてはエルミタージュ美術館が有名だが、サン・ペテルブルク発祥の地、ペトロパヴロフスキー要塞や、第13代皇帝アレクサンドル3世暗殺の地に建つスパース・ナ・グラフィー聖堂など、近世ロシアの歴史を体現した見どころも多い。

次回「世界遺産検定」は……

第13回検定
実施日: 2013年7月7日(日)
申し込み締め切り: 郵便振り込み6月3日(月)、web6月10日(月)18時
実施級: マイスター・1級・2級・3級
開催都市: 札幌・仙台・さいたま・千葉・柏・東京(23区)・東京西部(多摩地区)・横浜・新潟・金沢・松本・静岡・浜松・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・高松・福岡・熊本
申し込みは世界遺産検定公式WEBサイトにて