5月31日に公開される新海誠監督の新作アニメーション映画『言の葉の庭』の公開に合わせて、新海監督のデビュー作『彼女と彼女の猫』が永川成基著でノベライズ化を果たし、5月30日に発売される。
新海監督が2000年に完全自主制作アニメーション映画(1999年制作)として公開された本作は、5分程度のモノクロアニメーションで、第12回CGアニメコンテストでグランプリを受賞。後に制作された『ほしのこえ』(2002年)のDVD版に映像特典として収録されている。今回のノベライズでは映像の『彼女と彼女の猫』とは異なる視点で、第一話ことばの海、第二話はじまりの花、第三話まどろみと空、第四話せかいの体温と4話構成。拾われた猫たちを軸にした四つの連作短編となる。
カバーイラストは新海監督の描き下ろし、帯には「僕も、それからたぶん彼女も、この世界のことを好きだと思う。」というキャッチコピーが書かれている。なお、発売前にAmazonで本書を予約すると、新海監督書き下ろしのイラスト入りポストカードがプレゼントされる。
■『彼女と彼女の猫』
都会で一人暮らしをする女性が、ある日偶然猫を拾った。自分の感情を言葉にするのが苦手な彼女と、彼女の不器用さをそばで見守る猫。友人との言葉の掛け違いを境に、彼女の日常から笑顔がなくなっていく。