子どもは幼稚園に通わせたいとする人が多い

インターネット情報サービス等を手掛けるライフメディアは15日、「保育園・幼稚園に関する調査」の結果を発表した。同調査は、自社が運営するリサーチサイトにて4月30日~5月6日に実施。未就学の子どもがいる20代・30代の全国男女1,200名から回答を得た。

保育園不足を実感している人は5割

「保育園が不足」半数以上が実感

保育園・幼稚園に通っていない未就学児を持つ人に対し、「子どもを今後保育園か幼稚園に通わせたいか」を聞いたところ、68%が「幼稚園に通わせたい」と回答。「保育園に通わせたい」は20.5%だった。また「保育園不足を実感するか」を聞いたところ、「とても実感している」が16%、「実感することがある」が40%となった。対して「幼稚園不足を実感するか」との問いでは、「実感する」と答えた人が約3分の1となった。

子どもが病気になったら、4割は「仕事や用事をあきらめる」

近くの親族に頼る人が多い

未就学の子どもがいる人に「子どもが病気になったとき、外せない用事や仕事があった経験」について尋ねたところ、49%が「ある」と回答。対応方法についての問いには、「近くの親族に預ける」が67%だったが、40%は「用事や仕事をあきらめる」と回答した。病児保育施設・サービスを利用する人は9%程度で、そのような施設が足りていない、近くにないという回答があった。

「5年間で待機児童ゼロ」52%が期待している

子育て政策に期待する人も多い

未就学の子どもがいる人に、保育制度について「充実・改善してほしい」ことを尋ねたところ、「保育料の補助など経済的負担の軽減」が55%でもっとも多かった。続いて「待機児童の解消(38%)」「時間外・延長保育の充実(36%)」という結果になった。

また、安倍晋三首相が4月に発表した「育児休暇3年」に対する期待度を尋ねたところ、「期待している」「期待していない」がいずれも40%程度という結果になった。「5年間で待機児童ゼロ」に対する期待度については、52%が「期待している」と回答した。

詳細は「ライフメディア リサーチバンク」で閲覧できる。