abeeは17日、左サイドから右サイドへのエアフローを形成するMicro ATX対応PCケース「AS Enclosure S9」を発売した。本体カラーはブラックとシルバーの2色を用意し、同社が運営する直販サイトでの価格は37,980円。
独自の空冷ソリューションILAS(インテリジェント・ラテラル・エアフロー・システム)を採用。サイドでのエアフローを形成することで、多くの熱源を抱えるハイエンドマシンでも効率的に冷却できるとしている。
発熱量が大きいグラフィックスカードの冷却は、大型のVGAクーリングユニットが対応。内蔵された120mm静音ファン「NANO TEK FAN」により、左サイドとリアシャシーから空気を取り込んで冷却し、熱を帯びた空気は右サイドに設置された「NANO TEK FAN」によって、外部に送り出される。
同様に発熱の大きいHDDについても、HDDホルダを囲むように配置した2基の「NANO TEK FAN」で、ダイレクトに冷却する。
「NANO TEK FAN」は、左右のサイド、VGAクーリングユニット、リアシャシーの合計4基を標準で搭載する。また、左右のサイドに120mmファンを1基ずつ増設できる。
ドライブベイは5インチベイが2基、着脱式の3.5インチシャドウベイが3基、同じく着脱式の2.5インチベイが2基。拡張スロットは4。奥行き360mmの拡張カードに対応するほか、CPUクーラーのマウントスペースは180mm。インタフェースはUSB 3.0×2とオーディオポート。
本体サイズはW229×D399×H479mm。重量は約9.3kg。対応フォームファクタはマイクロATXとMini-ITX。