富士通は16日、都内で新商品のプレス向け内覧会を行った。展示されていたのは、ソフトバンク2013夏モデルの「ARROWS A 202F」と、NTTドコモ2013夏モデルの「ARROWS NX F-06E」および「Disney Mobile on docomo F-07E」。会場では担当者から機能の詳しい説明を聞くことができた。本稿ではその模様をお伝えしていく。
フルセグに対応したARROWS最新作
富士通では、ARROWS A 202F(ソフトバンク)では「充電なしで2日以上長持ちする」、ARROWS NX F-06E(NTTドコモ)では「実使用時間60時間以上」と訴求している。今夏のフラッグシップとなるこの両機種には、ともに3,020mAhの超大容量バッテリーを搭載した。ヒューマンセントリックエンジンによる省電力機能との組み合わせで「驚異的な電池の持ち」を大きな特長として売り出していく考えだ。
ARROWS A 202Fのカラーラインナップにはグレースブルー、ピンク、ブラック、ホワイトの4色を揃えた。ARROWS NXではブラックとホワイトの2色を用意する。ディスプレイサイズはARROWS Aが約5.0インチ、ARROWS NXが約5.2インチで、ともにフルHD(1080×1920)となっている。メインカメラの画素数はARROWS Aが1310万画素、ARROWS NXが1630万画素。そのほかのスペックに関しては、共通点も多い。
プロセッサには1.7GHzのクアッドコアCPU(Qualcomm APQ8064T)を搭載。ROM 64GB/RAM 2GBで、IPX5/8等級の防水機能とIP5X等級の防塵機能を備える。OSはAndroid 4.2を採用した。
今回のモデルから、地上デジタル放送と同じハイビジョン放送(フルセグ)が受信できるようになった。ワンセグに比べ、格段に画質が向上している。また同梱される卓上ホルダには、音抜けが良く音量が増す"音響ダクト"構造を採用。背面に配置されたスピーカーから出る音を、ユーザーにダイレクトに届けることが可能になった。端末を充電しながら、映像コンテンツや音楽を心ゆくまで楽しむことができる。