5月10日、井の頭自然文化園は、同園飼育中のニホンリスが子育ての時期をむかえていることを発表した。
巣箱から、子リスが顔をのぞかせているのを発見
同園内にある、ニホンリスが間近で観察できるウォークスルー型の展示施設「リスの小径」には、計30個のリス巣箱が並んでいる。4月中旬、そのうちのひとつから子リスが顔をのぞかせるようになったことが確認された。
5月3日には、1頭が元気に駆け回る姿が来園者によって確認されており、5月6日の夕方には5頭の子リスたちが、次々と巣箱の屋根上にあがりじゃれ合う姿が見られた。
「リスの小径」で見ることができる子リスは、同園の風物詩となっているとのことで、ゴールデンウィーク中も多くの観光客が訪れたという。
巣箱から戻れなくなるハプニングも
ニホンリスの子どもは生まれた時は赤裸で毛がはえておらず、目も耳の穴も開いていない。杉の樹皮を細かく割いた巣材の上でメス親によって育てられ、40日ほどで巣箱から顔をのぞかせる。一度、冒険心の強い子リスが地面まで降りてしまい、巣箱に戻れなくなるというハプニングもあったが、無事成長し子リスたちは園内で元気に遊ぶ姿を見せているとのこと。
同園開園時間は9時30分から17時。休園日は毎週月曜日。料金は一般400円。中学生150円。65歳以上は200円。また、小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料。
詳細は、同園公式サイトを参照のこと。