治療中にも生活を変えないよう努力していたというアンジェリーナ・ジョリー (C)BANG Media International

2月から4月にかけて両乳腺切除の手術を行っていたことを告白したアンジェリーナ・ジョリーは、手術後もなるべくこれまで通りの生活を保つように心がけていたという。

アンジーは、手術後に仕事や家事を休むように言われても、それを拒否してなるべく忙しい生活を送ることで手術した事実が漏れないように努めていた。2月2日から治療プロセスを開始したにも関わらず、実際その8日後の10日にロサンゼルスで開催された第27回全米撮影監督協会賞の受賞式にも出席。さらに、乳腺を切除してインプラントを注入するという大手術を行った2月16日のちょうど2日前にも、ブラッド・ピットとともに4歳の双子のノックスとヴィヴィアンを連れてロサンゼルス自然史博物館を訪れるなど、これまで通りの家族サービスぶりをみせていた。

慈善活動家としても名高いアンジーは、3月にアフリカのコンゴにおもむき、レイプ被害者のもとを訪れていた。そのアフリカ訪問の際に彼女に同行したジャーナリストのキャシー・ニューマンは英チャンネル4の公式サイトに、「その当時、彼女がそんな辛い目にあっているなんてこれっぽっちもその兆候を感じませんでした。戦争で強制退去の憂き目にあった人たちの難民キャンプを訪れるために、とてもガタガタした火山道を何時間もかけて私たちは一緒に移動したのです。そんな大手術からの回復期であった女性にとってどれほど大変だったかと、私には想像することしかできません」と当時の様子を綴っている。

また、ブラッドは治療と予後を"冒険"としてとらえて乗り切ったと明かしている。「予後にちょっとした回復期を僕らの中で作ったんだけど、とても楽しめたんだよ。その条件を冒険みたいにしてね。胸に迫るような美しい数カ月だったんだ」

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