福井県鯖江市の物産店、越前夢工房が企画・販売する焼き菓子「眼鏡堅麵麭(めがねかたぱん)」が、口コミで人気となっているという。
地元眼鏡業者の営業ツールとしても一役買う
鯖江市は、国内で製造されるメガネフレームの約95%を製造する一大産地。同商品は、地元の眼鏡業者からの、土産になる眼鏡の形をした菓子を、との要望を受け、同社社長の西尾孝史氏が開発したもの。
製造にあたったのは、旧陸軍歩兵鯖江第36連隊のために保存食として納めた「堅麵麭(かたぱん)」の製造元である、同市の老舗パン店「ヨーロッパンキムラヤ」。試行錯誤を重ね、キムラヤの社長自らが焼く同商品は胡麻の風味を効かせ、堅く焼き締めた。昨年12月に試験販売を行ったところ、眼鏡業者の間で好評となり、その後口コミで人気が広がっているという。
同商品は、本来の堅さを再現している「キムラヤ社長謹製 極堅プレミアム」と「堅さを抑えたタイプ」の2種類がある。レトロなデザインの箱に7個入り、価格は840円。同社のWebサイトでも購入できる。