「人間はいつかは死ぬ。明日には俺だって死ぬかもしれない。だから、好きなことだけして生きていたいんだ」。なんとなく哲学的にも思えるが、結局は自己中ってこと……。恋人にはいいが、結婚には絶対的に不向きな男。今回は、マイナビニュース会員のうち独身女性200名に、そんな「結婚できなさそう」な言動をする男性について、教えてもらった。
Q.男性の言動に「結婚できなさそう」と思ったことはありますか?
はい 53.5%
いいえ 46.5%
Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんな言動ですか? どうして結婚できなさそうだと思いましたか?
■お金に関する台詞で
・「稼ぎの半分もってかれる、という発言」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「『お小遣い制なんて無理』自分の稼ぎはすべて自分で使いたいと思ってる間は、無理だろうな~」(33歳女性/警備・メンテナンス/事務系専門職)
・「給料はギャンブルに使ってしまうので貯金がないといっていた」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「金遣いが荒いんだよね、自分と言っていた時……生活設計が崩れそうだと思ったから」(30歳女性/生保・損保/事務系専門職)
■夢追い人?!
・「俺はビッグになると言われたとき、うさん臭さを感じた」(26歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「働きたくない、一生遊んで暮らしたい」(30歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「明日死ぬかもしれないから、その時したいと思うことをするだけ、といっている人……計画性がなすぎて結婚には不向きと思いました」(29歳女性/医薬品・化粧品/技術職)
■性格に関するあれこれ
・「女の人に自分の私物をあまり触られたくないという人がいた……理由は女の人の手は化粧品がついてて汚れるから、そんな潔癖性は結婚できないと思う」(24歳女性/金融・証券/営業職)
・「いきなりきれる」(27歳女性/医療・福祉/専門職)
・「自信のない態度を取られると、頼りにできなそうと思う」(28歳女性/人材派遣・人材紹介/秘書・アシスタント職)
・「何にも決められない、すごく優柔不断な方だった」(32歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「自分よがりの行動ばかりする人、自分の考えを変えない人、他人に合わせることができないから結婚は無理だと思う」(28歳女性/商社・卸/事務系専門職)
■口は災いの元
・「その時々で言うことが違うと信頼できないなと思います」(30歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「口だけ番長なひと、信じられない」(32歳女性/医療・福祉/専門職)
・「でも、とか、いや、とか第一声否定語が入る人は女性を不快にさせるから」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「どーせ……みたいなことが口癖でとにかくマイナス思考だったので」(24歳女性/運輸・倉庫/営業職)
・「命令口調が多い」(27歳女性/その他/その他)
■マザコンの疑い
・「とにかく母親の話が多い、結婚すると先行き不安」(30歳女性/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)
・「理想は母親、マザコン全開」(30歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「家事がすべて自分で完璧にできてしまう人……自分の母親が理想の奥さんらしいが、母親の話を聞いていると完璧すぎて誰も実現できそうもないなと思う」(29歳女性/ソフトウェア/技術職)
■結婚向きじゃない男たち
・「なんでも自分でできちゃうんだよね、と自慢されたとき」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「ヘビースモーカーであること、禁煙する気がないこと」(26歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「親戚付き合いの深さが尋常でなさそうなのを察した時」(37歳女性/運輸・倉庫/
技術職)
・「炭水化物はあまり食べないとかいって、楽しいはずのご飯の時間を気分ぶち壊しにされた……偏食する男は気持ち悪い」(28歳女性/その他/事務系専門職)
■総評
女性から「結婚できなさそう」という烙印を押された男性たち、まずはお金関連の発言を見ていこう。「お小遣い制は無理」「稼ぎの半分もってかれる」など、自分のお金を他人にとられる、という感覚がある発言は、結婚には向かないと判断されているよう。趣味やギャンブルにお金を費やしたり、金遣いが荒かったり、貯金ゼロという人も、「金銭感覚が不安過ぎる」「生活設計が崩れそう」と不安視されている。独身男性は、ある程度仕方ないような気もするが……。
夢見がちな発言をする男性も、"結婚"という現実的な選択には向かないと判断されているよう。「俺はビッグになる」「明日死ぬかもしれないから、好きなことしたい」なんて台詞、十代ならステキと思うかもしれないが、結婚適齢期の女性から見ると、はるか彼方にいる人種だと思わざるを得ない。彼氏から「仕事がうまくいっていないので、今後はどうなるかわからない」とはっきり言われた女性もいたようだが、こちらのほうが地に足着いた発言で、ずっとすがすがしい。
性格的な部分では、細かすぎて潔癖すぎる男性は「一緒に暮らすと疲れそう」「うんざり」「器のでっかいところを見たい」と大不評。優柔不断も「頼りにならなそう」で対象外という意見が多かった。口調も重視されていて、口だけで実が伴わない男性、「でも」「いや」「どうせ」といった、ネガティブな単語を発する男性、命令口調の男性も「ない」ようだ。毎日の結婚生活、確かにどちらかといえば、ポジティブに明るく暮らしていきたい。
家族に関する回答では、マザコン発言を繰り返す男性とは、素敵な結婚生活を送れない、と女性は考えるよう。また反対に、子どもを嫌う男性も、結婚対象から除外されてしまうようだ。その他、ヘビースモーカーの男性、偏食の男性など、一癖も二癖もありそうな男性が集まった。彼らとの結婚生活、やっぱり「ない」?
(文・アリウープ 中嶋絵里)
調査時期: 2013年4月25日~2013年4月26日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート