JVCケンウッドは5月16日、ハイアマチュア向けのハイビジョンムービーカメラ「GC-P100」を発表した。発売は5月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は130,000円前後。
家庭用のビデオカメラでは、小型軽量化やオート機能の充実などが進んでいるが、よりこだわりを持ったハイアマチュアからは、高度な撮影に対応する機能の充実や、マニュアル撮影時の操作性の向上などが求められている。
GC-P100は、こういったハイアマチュアのニーズに応える製品。撮像素子は、1/2.3型・1,276万画素の裏面照射CMOSセンサーで、映像エンジンは「FALCONBRID」を採用。レンズは、35mmフィルム換算で29.5mm~476mm(1080i/p動画撮影時)、明るさはF1.2~F2.8。1,920×1,080ドット/60pで36Mbpsの高画質動画記録が可能だ。また、動画撮影中の静止画高速連写にも対応している。連続撮影の速度と枚数は、最大60枚/秒、115枚だ。
撮影機能では、シーンの自動認識によるインテリジェントオートモード、シーンセレクトモードに加え、シャッタースピード優先、絞り優先のマニュアル撮影モード、マニュアルフォーカスモードも装備している。また、最高600fpsのハイスピード撮影やタイムラプス撮影も可能だ。液晶モニターは3型・46万ドットで、取り外し可能な0.24型/26万画素相当の電子式ビューファインダーも装備する。
記録メディアは、SD/SDHC/SDXCメモリーカードを採用。動画の記録方式は、AVCHDとMOV、MP4。音声はいずれも2chで、AVCHDの場合はAC3、MP4の場合はAAC、MOVの場合はLPCMとなる。LPCMでは、96kHz/24bitでの記録も可能だ。
本体サイズはW110×D183×H76mmで、重量は575g(バッテリー含む)。消費電力は約4.4Wで、同梱バッテリー「BN-VF815」での連続撮影時間/実撮影時間は、それぞれ約2時間/約1時間となっている。