映画『藁の楯 わらのたて』が第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、女優の松嶋菜々子が現地時間の20日に行われる公式上映に合わせて、俳優の大沢たかお、三池崇史監督と共に出席することが15日、明らかになった。

映画『藁の楯 わらのたて』に出演した松嶋菜々子

15日から26日まで開催される同映画祭は、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭と並んで世界三大映画祭の1つで、コンペティション部門は世界中の2,000~3,000本の作品の中から20本前後が選出される。三池監督作としては3年連続の出品で、コンペティション部門は『一命』(2011年)に続いて2回目の選出となった。

20日11:00(日本時間18:00)にパレ・デ・フェスティヴァルで行われる公式記者会見には大沢と三池監督が参加予定。松嶋は22:10(日本時間5月21日5:10)からグラン・テアトル・ルミエールで行われるレッドカーペットセレモニーと22:30(日本時間5月21日5:30)からの公式上映に参加する予定となっている。松嶋と大沢がカンヌのレッドカーペットを歩くのは今回が初。

現在公開中の同作は、『ビー・バップ・ハイスクール』などで知られる漫画家・きうちかずひろが、木内一裕名義で発表した同名小説が原作。幼女を惨殺し福岡に潜伏中だった犯人・清丸国秀(藤原竜也)に10億円の懸賞金がかけられたことにより、全国民を巻き込んだ追走劇がはじまる。大沢たかお演じる警視庁警備部SP・銘苅一基とそのパートナーの白岩篤子(松嶋菜々子)は、金に目がくらんだ人々を退け、任務を全うしようと奮闘する。

(C)木内一裕 / 講談社 (C)2013映画「藁の楯」製作委員会