雷門を通る神輿

東京都台東区・浅草で、5月17日(金)~19日(日)の3日間、浅草神社の例大祭である「三社祭」が行われる。

同祭は、浅草神社の例大祭(神社で定められた日に行われる最も重要な祭祀)として実施されるもの。17日(金)には、「お囃子屋台」「鳶頭木遣り」「びんざさら舞」「白鷺の舞」などが行列をつくり、浅草の町を練り歩くという。浅草神社では、無形文化財「びんざさら舞」の奉納も行われる予定。

18日(土)は、例大祭式典に続き、浅草氏子44カ所の町内神輿約100基が、浅草神社でおはらいを受け各町会に発進。さらに、浅草観光振袖学院による「奉納舞踊」、「巫女舞奉奏」なども披露される。

19日(日)には「本社神輿各町渡御」が行われ、一之宮・南部、二之宮・東部、三之宮・西部に分かれて各町を練り歩く予定。そのほか、「巫女舞奉奏」、東京浅草組合による「奉納舞踊」、日本太鼓道場による「太鼓奉演」なども実施する。なお、祭りは「本社神輿神霊返しの儀」で幕を閉じるとのこと。

三社祭とは?

三社祭とは、浅草神社の祭神が檜前竹成命(ひのくまのたけなりのみこと)、土師真中知命(はじのまつちのみこ)、檜前浜成命(ひのくまのはまなりのみこと)の三柱であることから、「三社権現社(現在の浅草神社)」と名付けられたことにちなむ名称。祭りは正和元年(1312年)ごろから始められ、当初は氏子の山車の華麗さを競い合う内容だったと言われている。