高知県四万十町およびJR四国は15日、予土線で運行される「海洋堂ホビートレイン」のリニューアル概要を発表した。7月下旬からの運行開始を予定している。

「海洋堂ホビートレイン」リニューアル後の外観イメージ(JR四国提供)

同列車は、「海洋堂ホビー館四万十」(四万十町と海洋堂が共同で運営)のオープンに合わせ、2011年7月より運行開始。キハ32形の車体に、海洋堂が手がけるフィギュアのラッピングを施し、車内にも各種フィギュアの展示スペースを設置した。

今回のリニューアルにより、車体デザインが変更され、車内に展示されたフィギュアも入れ替えられることに。車両全体のコンセプトは「SF」となり、車体にはタイムマシンが描かれ、「未来」をイメージする宇宙と、「太古」をイメージする恐竜時代を表現する。車内は現行のデザインを踏襲しつつ、ショーケースには恐竜のフィギュアや未来をイメージさせるフィギュアなどを展示するという。

リニューアル工事は6月中旬から7月上旬にかけて実施され、新「海洋堂ホビートレイン」の運行開始は7月中旬からの予定。予土線の定期列車4本(江川崎駅6時46分発宇和島行、宇和島駅9時38分発窪川行、窪川駅13時28分発宇和島行、宇和島駅19時40分発江川崎行)に使用され、毎日運行されるが、検査などで別の車両で運行される場合もあるとのこと。