富士フイルムは、東京ミッドタウン・ウエストのFUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)写真歴史博物館にて、富士フイルム収蔵品展「エドワード・J・マイブリッジの『動物の運動』」を6月1日から9月2日まで開催する。
連続分解写真のオリジナルプリントを展示
同展は、イギリス出身の写真家「エドワード・J・マイブリッジ」の写真展。同氏は1878年にカメラを12台並べ、疾走する馬の連続撮影を成功させた。それまでは馬が走る時、「前足は前方に、後ろ足は後方にそれぞれ伸ばして走る」と考えられていたが、実はそうではないことを写真で証明し、大きな反響を呼んだという。
同氏は馬だけにとどまらず、撮影対象を馬から犬、猿、鹿、鳥、更に人間の身体へと広げ、数多くの連続動体撮影を進めた。1887年には世界で初めての動体の連続分解写真集「動物の運動」(「ANIMAL LOCOMOTION」)を刊行。この連続写真は、トーマス・エジソンが「映画」を発明するきっかけになったとも言われている。
今回の写真展では、富士フイルムが所有するエドワード・J・マイブリッジの連続分解写真のオリジナルプリントを中心に、13点展示する予定。開催時間は10時~19時。入場料は無料。