日本の住居にすっかり慣れてしまっている私たちですが、外国人から見るとどうなのでしょう。畳、ふすま、障子など和室ならではの工夫はどう映ってる? そこで、日本の住居のここがすごいと思うところを外国人20人に聞きました。

■ゴミ捨て場。母国ではゴミ捨て場が汚いし、家から遠いです (インドネシア/男性/40代後半)

収集日以外はゴミ出しをしないよう徹底されていますし、マンションなどでは専用のゴミ収集所がきちんと管理されているところも多いですよね。このきれいさと便利さを当たり前と思わず、感謝しないといけませんね。

■和室。畳の雰囲気が良い。ドイツのベッドと違い、いざとなると布団はたためるのでスペースを作りやすく、外に出して干しやすいのも便利 (ドイツ/男性/30代後半)

畳の落ち着き具合は侮れませんもんね。最近では、畳ではなくフローリングでも布団を敷いてしまいますが、それって邪道なんでしょうか……。

■耐震住宅であることと庭があること。地震の対策ができている。庭はきれいだからです (ネパール/男性/40代前半)

法隆寺の五重塔などは耐震設計に優れていることで有名ですよね。地震大国ニッポンの耐震技術は世界有数。ここは大いに威張ってもいいのかもしれません。

■お風呂。洗い場とお風呂が隔離されているから。スイスではトイレ・バスルームが一緒になっていて、それぞれ隔離されていないので (スイス/女性/40代前半)

トイレとバスルームが一緒の場合、誰かがお風呂に入っている時にトイレに行きたくなったらどうするんだろう……という疑問を一度は持ったことがあるのでは?

■風呂の水の量、時間、温度などの設定が細かい。日本は風呂の文化が発達している (韓国/女性/30代後半)

自動でお風呂を沸かしたり、しゃべったり、自動で追いだきをしたりと、本当に多機能! お風呂が沸いた時にかかる曲を聞くと、ついお風呂に行かなきゃ……と思ってしまう方も多いのでは?

■和風の家、和室、庭、樹木、石垣などに感動と驚きを感じます。部屋の向きやレイアウトがすべて意味があるところがすばらしいです (ラオス/女性/20代後半)

ザ・和風な住宅は、日本人でも憧れます。部屋の向きやレイアウトとは、家相のことでしょうか。そういえば、外国の方も日本に来たら、寝る時の枕の向きを気にされるのでしょうか。

■ウォシュレット。フランスでは普通のトイレしかありませんので、初めてウォシュレットを見た時にビックリしました。機能がたくさんあってすごいと思います (フランス/男性/20代後半)

日本人でも初めてウォシュレットを使った時、やみくもにボタンを押して服に水がかかってしまった、なんて失敗談も聞きますもんね。あと、外国の方で流水音が流れることに驚いたという話を耳にしたことも。

■狭い土地に、小さくても美しい家を上手に作っているところ。日本の建築、技術はすばらしい (マリ/男性/30代前半)

ひとつだけ言わせていただきますと、できることなら広い土地に住みたいわけです!

お風呂やウォシュレットなど、ハイテク日本を印象付ける意見が飛び出しました。一方で、畳や庭といった日本古来の文化がステキという声も……。昔ながらの日本らしさとハイテクが同居する家、それが日本の住宅といったところでしょうか。複雑?いえいえ住みやすさが一番!