ウェザーニューズは5月14日、梅雨の風物詩のひとつであるほたるの出現傾向を発表した。2013年のほたるは、西・東日本で2012年と同時期に出現する見込みとなっている。
関東では2012年と同じかやや早め!?
同社によると、ほたるの出現時期は晩冬から春の気温に影響されるという。2013年は晩冬から春先までは気温が高 く推移したが、その後は気温が低下した。特に中部から西の地域では4月の気温が大きく下がったため、羽化するまでに必要とする期間が長くなると予想される。
これらを総合的に見て、同社では、ホタルが飛び始める時期は西・東日本ではほぼ2012年と同じ程度、4月の気温低下が小さかった関東は同じかやや早め、ゴールデンウィークまで寒さが続いた北海道では遅めとなると予想している。
現在、早くも西日本ではホタルが飛び始めている地域もあり、九州ではピークを迎える場所もあるという。ただ、ほたるの卵や幼虫が成育する河川で増水が発生すると、卵や幼虫が流され、その後の生育に影響が生じる場合がある。そのため、2012年の夏以降に大雨があった地域では、2013年のほたるの出現数が減少する可能性もある。
同社では、スマートフォン向けアプリケーション「ウェザーニュースタッチ」内の携帯サイト「ウェザーニュース」で、「ほたる情報」で公開している。各地の出現傾向のほか、全国100カ所近くのほたる名所スポットの見頃情報も展開している(使用にはアプリケーション「ウェザーニュースタッチ」のダウンロードが必要)。