秩父鉄道は18日、広瀬川原車両基地にて「わくわく鉄道フェスタ」を開催する。通常は立入りのできない同基地を、「広瀬川原駅」として開放。今年度中に引退予定の1000系3編成や、新型門デフを装備しC58形363号機の展示などを行う。
同イベントでの1000系3編成(1001号・1003号・1010号)そろっての展示は、今年が最後になるという。展示に先立ち、熊谷駅および御花畑駅から会場まで臨時直通列車も運行される。
新型門デフ装備のC58形はこれが初披露。「デフ(デフレクター)」とは蒸気機関車の前方両脇にある屏風のような鉄板で、日本語では「除煙板」と呼び、走行中の空気の流れを上向きに誘導し、運転室からの前方視界を保つ役割を持つ。今回お披露目となるのは、鳥取県の後藤工場で1957年に改造されたC58形385号機用の切取り式デフを再現したもの。
その他、パンタグラフ操作体験、軌道モーターカーミニミニトロッコ乗車体験、SL転車台模擬運転、工場作業風景の見学など、鉄道に親しめる催しを企画。沿線キャラクター大集合や、鉄道ものまね芸人・立川真司さんによるライブなどのお楽しみイベントも用意されている。販売ブースでは、イベント開催記念乗車券セットや掲出済のヘッドマーク各種、秩父鉄道オリジナルグッズなどの鉄道関連グッズ、駅弁や熊谷市のB級グルメなどの飲食物も販売される。
同イベントの開催時間は10~15時で、入場無料。先着3,000名に、来場記念品としてオリジナルボールペンもプレゼントする。