NECパーソナルコンピュータは14日、個人向けのノートPC「LaVie」およびデスクトップPC「VALUESTAR」の2013年夏モデルを発表。これに合わせて東京都内で新商品発表会を開催した。弊誌でもすでに報じたとおり、「LaVie L」と「VALUESTAR L」の上位モデルにおいて第4世代のIntel Coreプロセッサー(開発コード名:Haswell)が搭載されるのだが、同社がもっとも前面に押し出してきたのは「タッチ」であった。
「私の頭の中はタッチでいっぱい」
発表会の壇上でNECパーソナルコンピュータ 執行役員 小野寺忠司氏は「今この瞬間、タッチパネルを搭載したノートPCは14%にすぎない(国内出荷台数における比率)」と実際の数値を出しながら、リーズナブルな製品ラインまでタッチモデルがおりてきていなかったのが春モデルまでの状況であると説明。しかし、夏モデルにおいては同社だけではなく他社も含めて主力製品ラインにタッチモデルが投入されるとの見通しを示した。
実際に同社が行ったユーザー調査では、Windows 8搭載PC購入者のタッチ操作に対する満足度は73%と高い数字であるという。また、同社が2013夏モデルのノートPC出荷台数のうちタッチモデルの比率を約45%に設定したことも公開した。
武井咲と谷花音が共演する新CMもタイトルは「タッチの時間」。そのCMを会場で披露した後の質疑応答で小野寺氏は「CMを見てのとおり、私の頭の中もタッチでいっぱい」と述べ、(とくに15型以上の)タッチパネルの供給が不足していた問題も「解消された」とした。また。今後供給量が増えることでタッチパネル部材が普及価格帯に入ってくれば「全モデルへの搭載に進むこともある」と、今後の可能性を示唆した。