世の中には学業に役立つ様々な試験や資格があります。その中でも今回は、外国語としての英語のテスト「TOEFL(トーフル)」について御紹介。受験方法や難易度を確認したい方は是非チェックしてみてください。
■TOEFLとは何か?
TOEFL(Test of English as a Foreign Language)とは、非英語圏の出身者が英語圏に留学する場合などに、英語能力を測定するためのテストです。主催はアメリカ合衆国のNPO、Educational Testing Service(ETS)です。現在では2005年より開始されたiBT(Internet Based Testing)形式が主に取られており、インターネットを使った受験が行われています。(内容はいずれも2013年現在のもの)
・点数:0~120点で判定
・試験時間:約4時間
・試験内容:リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング(各30点満点)
・点数有効期限:受験日より2年間
■TOEFL受験のメリットは?
大学や専門学校に通っている人が英語圏へ留学を検討している場合、留学の語学条件としてTOEFLの点数基準を設けています。留学先によって条件は異なりますが、大体80点は欲しいところ。国内に就職する場合、履歴書に書く内容としては認知度が低いため、自分の留学時に有利になるものと考えた方が良いでしょう。
■TOEFLの受験方法、難易度は?
TOEFLの受験申し込みはホームページから可能で、試験日は通常週末です。日本では全国各地で行われており、多いところでは毎週末実施される場合もあります。公式サイトで日程が公開されているため、自分が行きやすい開催場所を確認してみましょう。受験に必要な資格は特にありません。
留学を目標として日々英語を勉強している学生なら、60~70点取れることも。一度受験してから、得点アップに向けて勉強をしてみるのも良いでしょう。
■TOEICとの違いは?
TOEICは日常会話やビジネス英会話がどの程度できるかを判断するもので、就職や仕事に役立ちます。一方TOEFLは、英語圏での英語コミュニケーション能力(講義がわかるか、学術書は読めるか、ディスカッションができるかなど)を判断するもので、留学資格の条件として利用されています。必要に応じて受験を検討してみましょう。