日産自動車は13日、100%電気商用車「e-NV200」の実証運行を、さいたま市と開始すると発表した。

「e-NV200テストカー」

さいたま市は、EV普及施策「E-KIZUNA Project」を多様なステークホルダーとの連携によって推進中であり、日産自動車とも協定締結を行って「充電セーフティネットの構築」「需要創出とインセンティブの付与」「地域密着型の啓発活動」の項目において、検討・協業する関係とのこと。

今回の実証実験は、その取組みの1つとして実施されるものであり、さいたま市は本庁と各区役所の間で文書を交換するための連絡便業務(業務委託先 : 関東物流サービス)の車両としてこのテストカーを活用。車両の環境性能や、実用性、経済性等を確認する。

同社では、e-NV200の実証実験を2011年より複数の大手企業と実施しており、日本においてはイオンリテール及び、コカ・コーラ セントラル ジャパンと、欧州ではブリティッシュガスや、シンガポールにてフェデラルエクスプレスと行っている。実証運行で得た成果やフィードバックは、同モデルの最終開発に反映される予定。