日本銀行は13日、2013年4月のマネーストック速報を発表した。それによると、現金通貨や預金通貨などを合わせた指標「M3」の平均残高は、前年同月比2.6%増(前月2.5%増)の1,152兆6,000億円となった。
M3の内訳を見ると、現金通貨は前年同月比2.7%増(前月2.8%増)の79兆3,000億円、預金通貨は同4.3%増(前月4.3%増)の481兆9,000億円、定期預金などを示す準通貨は同1.1%増(前月0.9%増)の558兆円、CD(譲渡性預金)は同6.6%増(前月6.1%増)の33兆4,000億円。
M3からゆうちょ銀行への預金を除いた「M2」は、同3.3%増(前月3.1%増)の844兆5,000億円。M3に投資信託や国債、外債などを加えた「広義流動性」は、前年同月比2.0%増(前月1.6%増)の1,493兆5,000億円となった。
マネーストックは、通貨保有主体が保有する通貨量の残高(金融機関や中央政府が保有する預金などは対象外)が基本となる。通貨保有主体の範囲は、居住者のうち、一般法人、個人、地方公共団体・地方公営企業が含まれる。このうち、一般法人については、預金取扱機関、保険会社、政府関係金融機関、証券会社、短資等を除く法人となる。