阿武隈急行は6月8~9日、JR東日本盛岡支社の観光列車「ジパング」による「485系ジパングがんばろう宮城福島号」を運行する。仙台・宮城デスティネーションキャンペーンの一環で、乗車には各日150枚限定の「特別乗車券」が必要となる。
「ジパング」は、2012年の「いわてデスティネーションキャンペーン」に合わせて485系電車から改造されたジョイフルトレイン。「落ち着き」「重厚感の中にあるさりげないきらびやかさ」をテーマに、「東北地方の歴史と自然」と、世界遺産に登録された「平泉」への期待をデザインしている。
「485系ジパングがんばろう宮城福島号」は、両日ともJR仙台駅を9時8分に出発。槻木(つきのき)駅から阿武隈急行線に入り、角田・丸森・梁川・保原の各駅に停車し、福島駅に13時11分に到着。13時29分に同駅を出発し、阿武隈急行線を折り返して仙台駅へ戻る。仙台駅の到着時刻は16時10分の予定。各停車駅や車内では、地元市町による「おもてなし」として、地場産品のプレゼントが用意されるとのこと。
同列車の料金は、ジパング号往復乗車(槻木~福島間)と阿武隈急行線内フリー乗車、特製弁当が付いて、大人2,500円、小児1,500円。仙台~槻木間のJR線内は別途、指定席券と乗車券が必要となる。
なお、阿武隈急行線内の槻木~福島間は全席自由席のため、特別乗車券を持っていても着席できない場合がある。
きっぷの取扱いは、JR線内の指定席券はJR駅窓口またはびゅうプラザ・おもな旅行会社にて、特別乗車券の前売は阿武隈急行線各有人駅にてそれぞれ行う。前売券が予定枚数に達しなかった場合には、阿武隈急行各有人駅窓口と槻木駅、「485系ジパングがんばろう宮城福島号」車内にて当日券を販売する。