"うまい"牛丼にこだわり、継続的に「うまさ」向上への取り組みを行ってきた吉野家は、今年2月の「米国産牛肉の輸入条件緩和」に伴い、吉野家の牛丼にもっとも適した牛肉の調達が可能になったことを受け、4月18日(木)より、価格を2004年の牛丼一時販売休止時の280円(並盛)に戻して販売を開始。販売開始から1,000万食を大きく超える数量を販売している。

今回、吉野家の牛丼は、本当に"うまく"なったのか? それを証明するために、料理のプロであり、吉野家のファンを公言する川越達也シェフが牛丼を試食。こだわり抜いた食材から"うまさ"の秘訣を検証した。

■川越シェフが改めて吉野家牛丼を試食!
今回試食するのは、料理に対する熱い想いから辛口な批評をすることで有名な川越達也シェフ。牛丼をさっそく試食すると、

「うーん、うまい! さすが吉野家だよね。肉の旨味と脂身のバランスが絶妙でたまらない! もちろんそのまま食べて美味しいんだけど、紅生姜や玉子をかけたり個人の好みが活かせる、上品な味だから、飽きずにまた食べたくなるんだよね。まさに国民食だと思います。僕も料理人として、国民食になるような料理を作り上げてみたいんです。この味・クオリティを280円で提供しているなんて、企業努力の賜物ですよね」と、満面の川越スマイルでご満悦の様子。


■吉野家の牛丼は「最強のレシピ」と太鼓判
吉野家が自信を持って勧める牛丼を"うまい"と評価する川越シェフは、続いて吉野家の牛丼に最適とされる月齢緩和後の牛肉をチェック。

「なるほど。やはり見た目から違いますね。赤身に適度に脂身が入って、バランスが取れたお肉ですね。またこれを大量に煮込むことで、肉の旨味と脂身が調味料になって、更に味を良くしていますよね。圧倒的な量で調理しないと吉野家のこの味は出せないから、家庭では再現するのがとても難しいと思います。最強の牛丼と言うより、むしろ最強のレシピですね」と、吉野家牛丼の"うまさ"に納得した様子だった。


■牛丼でカルチャーショック? 吉野家の思い出を語る
イタリアンのシェフとして有名な川越シェフだが、吉野家には意外な思い出があるという。

「吉野家へは、高校を卒業して大阪に移った際に初めて行きました。僕は元々、九州の宮崎出身で、何を食べるにも濃い味を食べて育って来ましたから、初めて吉野家の牛丼を食べた時は、薄い味だなぁと驚きました。かなりのカルチャーショックでしたね。そのあと、自分が料理の勉強をしたり、色々なものを食べていくにつれて、段々と美味しいなぁと思うようになりました」と、吉野家の牛丼でカルチャーショックを受けた経験を語った。


料理人 川越達也の流儀。川越シェフが語る~これが私の牛丼です

吉野家の牛丼はよく食べているという川越シェフ。そこで、お好みの牛丼の食べ方を聞いたところ、「僕は、基本的につゆは少なめで注文をします。つゆが少なめな方が、お肉の味の良さも分かるし、何よりご飯をしっかり味わえます。吉野家さんのご飯は美味しいですよね。お肉をおかずにご飯を食べる感覚でいつも楽しんでいます。気分によってサイドメニューと一緒に楽しむことも出来ますよね」と、川越流の"私の牛丼"を披露した。

川越シェフがおなじみの川越スマイルで太鼓判を押す「吉野家の牛丼」。現在価格は、並盛が280円、大盛が440円、特盛が540円となっている。