アートディンクは6月27日、都市開発鉄道会社経営シミュレーションゲーム『A列車で行こうHX 完全版』を発売する。2006年に発売されたXbox 360対応『A列車で行こうHX』のお買い得パッケージで、価格を下げたほか、当時は別途ダウンロード販売だった163種類の列車も同梱したという。
『A列車で行こう』シリーズは、鉄道会社の経営者となって駅を設置し、駅同士を線路で結び、列車を走らせるゲーム。列車の運行によってマップ内の乗客の流動が起こり、都市に建物が建設されて成長していくという内容だ。8ビット時代からパソコン各機種対応版が作られ、プレイステーションやニンテンドーDSなど家庭用ゲーム機対応版もある。
『A列車で行こうHX』は、2006年12月にシリーズ初のXbox 360版として発売された。Xbox 360のグラフィック能力を生かし、16対9のHD画面に3Dグラフィックによる街並みを実現。デフォルメされたかわいい列車たちが走り回った。既存のマップを開発するだけでなく、マップコンストラクション機能で身近な街も再現できる。都市における昼夜の移り変わりや天候、春夏秋冬も再現しており、自由な角度で眺められるほか、走行中の列車の視点を再現した「車窓モード」も搭載していた。
『A列車で行こうHX 完全版』は、本体価格が6,090円となり、『A列車で行こうHX』より2,100円安くなった。さらに、『A列車で行こう HX』では別売りだった実在の鉄道車両全163種類(価格にして1万2,225円分)も無料で追加同梱されるという。この中には京急電鉄2100形、京王電鉄5000系、大阪市営地下鉄66系など、『A列車で行こう』シリーズの近年の新作には搭載されていない車両もあるため、これらの車両形式にこだわりのある鉄道ファンにとっても魅力的な内容だ。