5月18日公開の映画『旅立ちの島唄~十五の春~』の東京プレミアイベントが8日、東京・汐留のスペースFS汐留で行われ、主演の三吉彩花をはじめ大竹しのぶ、小林薫、吉田康弘監督が出席した。

左から、大竹しのぶ、三吉彩花、小林薫

高校のない沖縄の離島、南大東島に暮らす15歳の少女・優奈(三吉彩花)の進学を機に島を旅立つ姿を通して、離島の現実と家族のあり方を問い掛ける本作。南大東島の実話を元に『キトキト!』の吉田康弘監督が脚本を手掛けた完全オリジナルストーリーに、ヒロインの三吉彩花が映画初主演を果たした。

この日は劇中で家族を演じた娘役の三吉と母親役の大竹しのぶ、そして父親役の小林薫が揃って試写会前に舞台あいさつ。三吉は「撮影前は初主演の実感が沸きませんでした」と振り返るも「出来上がりを見て、一番最初に私の名前が上がった時、主演をやったと実感できましたね。今回は吉田監督をはじめ大竹さんや小林さんとご一緒させていただき、南大東島にも初めて訪れることができ、本当に素敵な出会いがあったし貴重な経験ができました」と感慨深げ。ロケ地となった南大東島の子供たちとも交流があったそうで「休憩中もずっと一緒にいました。妹がたくさんできた気分でうれしかったし、東京に帰る時に子どもたちが手紙やプレゼントをくれたりしました、すごく素直で可愛かったですね」と南大東島の思い出を語っていた。

また、この日は母の日が近いということもあって、三吉から大竹にカーネーション100本を贈呈。「ありがとう~!」と嬉しがる大竹とは対照的に、「僕がカーネーションもらうわけにいかないですから」と小林は寂しげな表情。すると三吉が「私はお父さんを悲しませる娘ではありません!」と述べながら泡盛が好きな小林に泡盛のグラスをプレゼント。「飲み過ぎには注意して使って下さい」という三吉の心遣いに小林は「心して使わせてもらいます」と感謝しきりだった。

映画『旅立ちの島唄~十五への春~』は、5月18日よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開(沖縄・桜坂劇場では4月27日より先行ロードショー)