米Western Digitalは5月7日(現地時間)、米SanDiskと業界最高水準のハイブリッドストレージデバイス提供に向けた協業を発表した。Western DigitalのHDD技術と、SanDiskのフラッシュメモリ技術を活かしたソリッドステートハイブリッドドライブ(SSHD)の開発を行う。
SSHDは、高速なSSDと、大容量なHDDの利点を組み合わせたストレージ製品。両社の連携により開発した「WD Black 5mm SSHD」が、既にOEM向けに出荷中で、薄型モバイルノートPCに最適化された設計が施されている。同製品は、500GBの記憶容量をかくほしつつも、薄さ5mmという省スペースを実現している。これは、現在の標準的なノートPC用HDD(厚さ約9.5mm)と比較して、50%近く体積を削減している。
なお、同様の技術を用いたWD Black シリーズのSSHDでは、ポータブルデバイス向けに、7mmおよび9.5mm厚のSSHD製品のOEM出荷も開始しているという。