いまや定番のコミュニケーションツールとなっているTwitterは、スマートフォンアプリから利用することで、思いついたことをより気軽に投稿できるようになっている。だが、気軽に投稿できる反面、不用意なツイートには注意が必要だ。
Twitterはブログとは異なり、一度投稿した内容を修正できないほか、"リツイート"の仕組みによってフォロワー以外の多くのユーザーにツイートが広まってしまい、思わぬトラブルを招く可能性がある。そこで本稿では、そのようなトラブルを回避するのに役立つWebサービス「Retwact」と「efemr」を紹介しよう。
リツイートされた投稿内容を訂正したいときには、「Retwact」というWebサービスが便利。RetwactのWebサイトでTwitterアカウントを連携すると、自分が投稿したツイートのうち、リツイートされたものが一覧表示される。訂正したいツイートを選択し、撤回のコメントや修正後のテキストを入力して[Share]をクリックすることで、Twitterへメッセージを投稿可能。訂正のコメントに加えて、前回のツイートを表示するWebページのURLも投稿されるため、何を訂正したいのかがすぐに理解できるようになっている。
なお、当該ツイートをリツイートしていたユーザーに対し、「@retwact」というアカウントから訂正のメッセージが届くという機能も備えられていたが、@retwactアカウントは現在凍結されており、その機能は利用できなくなっている。
「efemr」は、指定時間の経過後にツイートが自動削除されるように設定できるWebサービス。特定のルールにもとづくハッシュタグを付加することで、投稿時にツイートが自動削除されるように設定することが可能。efemrのWebサイトでTwitterアカウントとの連携を行ったら、以後はいつも使っているTwitterクライアントから利用でき、時間に関するハッシュタグをツイートに付加すればよい。
たとえば、「#5m」というハッシュタグを付けた投稿は5分後、「#1h」であれば1時間後にツイートが自動で削除される。なお、秒単位の指定はできない。また、ツイート自体が削除されるので、公式リツイートされたツイートであれば同時に削除できるが、コメントを付けた非公式リツイートをされてしまうと対応できない点には留意しておこう。
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Twitterは気軽に投稿できることが特徴だが、同時に誤解を招く発言や、間違った内容のツイートをしてしまうこともある。内容によっては数多くの批判的なコメントが集中するいわゆる"炎上"状態となる可能性もあるため、投稿前に内容をよく確認することに加え、今回紹介したWebサービスを利用するなどして対策しておくとよいかもしれない。