ソニーは7日、A4スタンダードノートの2013年夏の新モデルとして、15.5型の「VAIO Fit 15E」と、14型の「VAIO Fit 14E」を発表した。VAIO Eシリーズの後継と見られる普及価格帯クラスのスタンダードノートで、親しみやすい外観デザインとなっている。発売は一部カラーバリエーションを除き5月18日で、価格はオープン。直販CTOのオーナーメードモデルも同時発売する。なお、Fit 14Eはオーナーメード限定での発売だ。
VAIO Fit 15E
15.5型の液晶ディスプレイを備えるA4スタンダードノート。高輝度液晶の採用や、サブウーファーも内蔵しクリアなサウンドとしっかりした重低音を実現するスピーカーシステム(S-FORCE Front Surround 3D対応)、NFC内蔵による機器連携の強化などが特徴だ。店頭モデルのラインナップは「SVF15217CJ」の1機種で、カラーバリエーションでホワイトとブラックの2モデルを用意する。発売日はホワイトが5月25日、ブラックが5月18日。店頭予想価格はともに105,000円前後。
SVF15217CJの主な仕様は、ディスプレイが15.5型ワイド(1,366×768ドット)LEDバックライト液晶(グレア表面)、CPUがIntel Pentium 2117U(1.80GHz)、チップセットがMobile Intel HM70 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、メモリがPC3L-12800 4GB(4GB×1/最大8GB)、ストレージが1TB HDD(5,400rpm)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、OSがWindows 8 64bit版。
主なインタフェースはIEEE 802.11b/g/n、GigabitEthernet、Bluetooth 4.0+HS、NFC、USB 3.0×1(PC電源OFF時含むUSB機器への充電対応)、USB 3.0×1(通常のUSB 3.0)、USB 2.0×2、HDMI×1、カードリーダ(SD)、ステレオミニジャック×2(In/Out)、"Exmor for PC"搭載92万画素Webカメラなど。バッテリ駆動時間は約5時間。本体サイズ/重量はW380.3×D260.8×H25.1mm/約2.5kg。
直販CTOのオーナーメードでは、タッチパネル液晶や、最高でIntel Core i7-3537UまでCPUを強化できるほか、メモリや光学ドライブなどのアップグレードに対応している。また、刻印サービスにも対応。なお、オーナーメード限定でピンクのカラーバリエーションを選択することもできる。こちらの発売日は5月18日。オーナーメードでの直販価格は最小構成で64,800円から。
VAIO Fit 14E
Fit 14Eはオーナーメードのみで販売し、Fit 15Eからディスプレイサイズを14型へと変更した小型版モデルとなる。カラーバリエーションはホワイト、ブラック、ピンクの3色。発売日は5月18日。オーナーメードでの直販価格は最小構成で59,800円から。
Fit 15Eとの大きな違いとして、ディスプレイ解像度は14型1,600×900ドット、14型1,366×768ドットでカスタマイズできる。タッチパネル液晶にも対応。外付けGPUチップを搭載できる点も特徴で、最高でNVIDIA GeForce GT 740(1GB)まで選択可能だ。ほかCPUは最高でIntel Core i7-3537U、メモリは8GB、ストレージは1TB HDD、光学ドライブはブルーレイ(BDXL)まで強化できる。一方で、Fit 15Eが備えるサブウーファー内蔵スピーカーシステムなどには対応しない。