ソニーは7日、24型ワイドディスプレイを搭載した一体型デスクトップPC、「VAIO L」の2013年夏モデルを発表した。独自の高画質エンジンX-Realityの搭載や、グラスレス3D、TV機能の使い勝手を向上させるスグつくTVなどの機能はそのままに、高性能を求めるユーザー向けにラインナップを拡充している。発売は5月18日。価格はオープンで、店頭予想価格は19万円前後から。直販CTOのオーナーメードモデルも同時発売する。

「VAIO L」(SVL24147CJ)2013年夏モデルのブラックとホワイト

店頭モデルのラインナップは計4機種で、上位2機種についてはハードウェアに大きな変更点はなく、ATOKやPlaymemoriesの最新版を採用するなどソフトウェアをアップデートするマイナーチェンジにとどめ、前期モデルの「SVL24139CJ」を「SVL24149CJ」へ、「SVL24138CJ」を「SVL24148CJ」へと型番変更して発売する。店頭予想価格は前者が25万5,000円前後、後者が23万円前後。

下位モデルとなる「SVL24146CJ」は、前期モデル「SVL24136CJ」の後継という位置づけで、メインメモリを倍増の8GBへ、ストレージを高速化した2TB HDD(7,200rpm)へと強化し、ほかディスプレイが24型フルHD(1,920×1,080ドット)LEDバックライト液晶、CPUがIntel Core i5-3230M(2.60GHz)、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスク、TVチューナーがスグつくTV用地デジ×1基と地デジ/BS/110度CS×2基、VAIO AVCトランスコーダ×2基、OSはWindows 8 64bit版などのスペックは前期モデルから引き継ぐ。カラーバリエーションはホワイトのみ。店頭予想価格は19万円前後だ。

今期の追加ラインナップとなるのが中位モデルの「SVL24147CJ」で、既存のVAIO Lユーザーが、主に高画質や高機能といった性能面にニーズを持っているとの調査から、性能のバランスを重視したスペックを盛り込んだ新モデルとなっている。

「VAIO L」(SVL24147CJ)のブラックモデルの外観

「VAIO L」(SVL24147CJ)のホワイトモデルの外観。ホワイトモデルもディスプレイ周辺はブラックで、ツートンカラーになっている

同SVL24147CJの主な仕様は、ディスプレイが静電式タッチパネル対応の24型フルHD(1,920×1,080ドット)LEDバックライト液晶、CPUがIntel Core i5-3230M(2.60GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 SO-DIMM 8GB(8GB×1/最大16GB)、ストレージが2TB SATA HDD(7,200rpm)、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスク。TVチューナーはスグつくTV用地デジ×1基、地デジ/BS/110度CS×2基、VAIO AVCトランスコーダ×2基。OSはWindows 8 64bit版。

主なインタフェースは、IEEE802.11b/g/n、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0+HS、USB 3.0×3、USB 2.0×3、IEEE1394×1、HDMI出力×1、HDMI入力×1、ビデオ入力×1、オーディオ入出力、メモリカードスロット、"Exmor for PC"CMOSセンサ搭載Webカメラ(約131万画素)など。本体サイズ/重量は約W588×D411~423×H172~186mm/約11.5kg。本体カラーはブラックとホワイトの2色で展開する。店頭予想価格は21万円前後。

直販CTOのオーナーメードでは、ストレージにSSDや大容量4TB HDDなどを選択可能なほか、OSにWindows 8 Professional、CPUにクアッドコアのIntel Core i7-3840QM/3740QMなど上位スペックのものにカスタマイズが可能。また、刻印サービスも用意している。オーナーメードでの直販価格は最小構成で117,800円から。