熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!

※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【ノンストップ!】→【ノン】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】、【アゲるテレビ】→【アゲる】と略表記します

●「市川海老蔵、ブログ更新しまくりのワケ」【ノンストップ】

今月9日にブログをはじめて以来、1カ月足らずで200回強の書き込みをし、アメブロ・デイリーランキング1位をマークするなど、話題を集めている海老蔵。父親への想いをしんみり語ったと思えば、ハイヒール型のグラスでシャンパンを飲みながら「ドM」とカミングアウト、絵文字や「すみません」の連呼など、更新頻度だけでなく、自由人ぶりがその秘けつか。本人いわく「他のブログを見たことがないから基本が分からない」らしい。

この日の会見でも、リポーターに子どものことを聞かれた海老蔵は、「生まれて18日目でにらまれました。なかなかすごい目つきで、(僕より)彼のほうがスゴイんじゃないですか」とおどけた。長男の名前をブログで発表する日も近そうだ。さながらイメージアップ・キャンペーン。

●「中島知子の独占告白。都バスで事務のバイトへ」【ミヤネ】

スポニチが中島の独占インタビューに成功。同紙の阿部氏が出演し、その内容を語った。「『女優や歌、ファッション雑誌をやりたい』と芸能界復帰を熱望していましたが、お笑いに関する言葉が出てこなかった。お笑い関係の人との話が出てこないのは、関係が修復されていないから」と阿部氏は指摘。宮根誠司も「事務所に所属しないと仕事は続かない」と現状を憂いた。

現在、中島は苫米地英人氏の事務所でバイトをしているが、「まだお茶くみも任せてもらえない。通勤は都バスで」と語ったという。ときどき入る取材に対応しつつ、飲みに行ったりショッピングしたりOL生活を満喫しているらしい。新聞や週刊誌はともかく、キー局はオファーしづらいだろう。


●「大泉vs設楽。6年を経て、“顔面戦争”因縁再び」【ノンストップ】

スタジオに登場した大泉洋に、「よくもノコノコと、どのツラさげて来てんだ!」といきなりケンカ腰の設楽統。二人は6年前にひと悶着あったのだ。

当時、設楽は大泉のことを「ブサイクだから誰かが言わないとかわいそう」「モグラがいる……大泉さんか!」と言い放ち、大泉は設楽のことを「フランケンシュタイン」「死んだような顔」「下唇が棚。何か置けるだろ」と言い返していた。さらに設楽は、「僕らのライブに(大泉が)花を出してくれたときも、贈り先の名前に日村しか入れなかった。『あいつ(設楽)に花を出すときは、葬式のときだ』という意味で」とたたみかける。完全な悪ノリだ。2人は1973年4月生まれの40歳で、娘が一人いるという共通点もあるが、全く関係なし。このバトル、第2弾もありそう。ただし、大泉のPR絡みで。

●「上原さくら、ついに離婚成立。夫を緊急直撃!」【ミヤネ】

冒頭、宮根が「上原さんが第1回離婚調停を欠席したので、『相当モメるな』と思っていたのに」と驚いた顔を見せる。電撃的に離婚が成立したのだ。番組はその理由を元夫の青山光司氏に直撃。恐るべきフットワークの早さを見せる。

青山氏は、「(報道は)事実です。慰謝料はお答えできません」と語るが、離婚成立に至った決め手を聞かれると、「相手の浮気」と正直に明かした。大方の見方は、「浮気が発覚して、『逆に慰謝料を支払わなければいけなくなる』と感じた上原側が、慰謝料0円で和解したのでは?」というもの。自殺未遂、脱税告白、DVなど高嶋政伸&美元を上回るドロ沼ぶりを見せた割にあっさり終わったのも、それなら合点がいく。

宮根は、「離婚の仕方がダイナミックですよね。昔は2人そろって記者会見していましたが」と妙なフォローを入れていたが、上原の芸能界復帰は時間がかかりそうだ。

●「知られざる真相! 芸能人ブログ大公開SP」【ミヤネ】

最近は記者会見やFAX発表が減り、その分ブログで重要事項やホンネを明かすのが芸能人のトレンドとなっている。そこで番組は、さまざまな芸能人のブログに注目した。

最も旬なのは、4月25日にはじめたばかりの中島知子。その内容は、取材の報告から、先輩芸人TKOへの感謝、北斗の拳が好きだったことまで幅広い。ただ、たびたび中島を心配するコメントをしていたTKOに「私のことはご心配なく!」でいいのか。どうやら「メディア経由での呼びかけにはブログで、直接声をかけてくれた人は直接会って話す」という流儀らしい。ちなみに「仕事のオファーはブログを通して受ける」とのこと。宮根は「これが成功しちゃうと……」と否定的で、梅沢富美男も「絶対に無理」と断言した。

次にピップアップしたのは、田原俊彦のブログ。かつて熱愛が噂された松田聖子について、「聖子ちゃんとの思い出はたくさんありすぎて、あまりにもキケンすぎて、まだ話すわけにはいきましぇん」「そろそろまた『2人のビッグショー』をやってみたい。ひさしぶりにチューもしたいしな」とギリギリのリップサービスを見せる。また、かつて同番組で宮根が「今のトシちゃんで歌い直してベスト盤を作ってほしい」とコメントしたら、ファンがそれをブログのコメント欄で伝えて橋渡ししたエピソードも明かした。ファンもファンでない人も、あらゆる情報を本人に伝えてしまうから、ちょっと怖い。

●「イケメン新興勢力、芸能界で“ヘビ顔男子”が大モテ!」【ノンストップ】

小さな顔、離れ気味の目、細身の体形と服、「パッと見は冷たそうで、何を考えているか分からない」無機質な印象を持った“ヘビ顔男子”がモテているらしい。具体的には、今クールの連ドラで主演を張る長谷川博己と綾野剛。結婚したばかりの堺雅人と早乙女太一。さらに、大沢たかおや松田翔太もその分類に入るという。確かにミステリアスな雰囲気や笑顔とのギャップは、魅力的かもしれない。

そういえばMCの設楽もヘビ顔か。一方、番組は千原せいじを“あんこう顔”に分類。すかさずせいじは、「まだまだ甘いな! 僕(の顔)、カブトガニとピッタリ合うんやで」と爆笑を誘っていた。


●「元モー娘。保田圭32歳、初ロマンスにして結婚報道!」【ミヤネ】

冒頭、保田の紹介VTRに合わせて、「アイドルらしからぬお茶目な外面と3枚目で、モー娘イチのもてないキャラ」と失礼なナレーション。せっかくの結婚報道なのに……。

相手はイタリア料理研究家の小崎陽一氏。都内にイタリア料理店を2店持つイケメンの若手実業家で、料理を習ううちに距離が縮まったという。つんく♂やメンバーから、「保田が心配」とイジられまくりだっただけに、正式発表時にどんな表情を見せるか期待したい。

●「熱愛から半年、浜崎あゆみの元恋人がホームレス」【ミヤネ】

熱愛発覚は昨年11月、パリでのデートが撮られるなど話題を集めたマロこと内山麿我。その後、妻との離婚裁判、元モデルとの隠し子騒動が発覚して破局していた。

しかし突然、公式ホームページを立ち上げ、ネットの動画サイトで心境を語ったのだ。「1カ月くらいホームレス生活をして、仕事もないので『芸能界をやめて普通に働こうかな』とも思った」とのこと。さらに、「これからはバックダンサーではなく、内山麿我として芝居や歌をやっていきたい」と宣言した。しかし、ファンクラブ年会費1万500円という高さに、スタジオはシラけムード。宮根は「でも、『私が助けてやらな』という人もいるんやろな」と皮肉まじりにフォローしていた。ちなみに浜崎はこの件、一切無言。

●「華原朋美、脱薬物&友人ゼロを激白。加藤との関係も…」【スッキリ】

登場するなり華原はテリー伊藤に、「すいません、先日は」と頭を下げる。6年前にテリーのラジオをドタキャンしていたのだ。続けざまに加藤浩次が「僕が前説をやっていた番組で、(華原が)アシスタントをしていたので、18歳のころから知ってます」と明かすと、華原は「すごいモテたんです。アシスタントみんなで『あの人、絶対にいいよね』と言ってました」と暴露。思わぬ逆襲に加藤は大テレだ。

その後、休業中の話題になり、フィリピンで過ごした1年1カ月を「歩くのも困難だったり、体に薬物が残っていたので、毎日ミストサウナに入って水を飲んでという生活を半年間続けて、それから外へ出られるようになった」と明かす。さらに、「今までの友達と連絡できないように、携帯電話も洋服も捨てた。当時、私は依存症でいろいろな人たちに迷惑をかけていたし、そういう悪い自分だと悪い人しか寄ってこない」と神妙な顔で話した。「まだ自分を信用できません。目覚めて『私、大丈夫かな?』と確認する」と言うが、先日「恩返しの意味で」フィリピンのテレビ番組に出演するなど、その足取りは順調だ。


ゴールデンウィークのワイドショーは、ほぼファミリー志向。子どもが家にいるだけに、渋滞情報、迷子レポート、グルメ系などのゆるい企画が多く、芸能ゴシップはほとんど見られない。

ただ、芸能事務所としても、「今、ゴシップをスクープされても目立たないので、ゴールデンウィーク明けまで待って欲しい」という事情もあるのだ。さっそく来週に何らかの動きがあるのか、期待したい。

きむら・たかし
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。