ハリウッド俳優 ウィル・スミスとその息子であるジェイデン・スミスが2日、都内で行われた映画『アフター・アース』の来日記者会見に登場した。
同作は1000年後の地球を描いたSF作品。ウィル・スミスとジェイデン・スミスは、父と息子であると同時に偉大な軍人と、士官学校の一訓練生という役柄を演じる。
この日、同会見に登場したW・スミスが「コンニチハ! 今日この場に来られて光栄です。カメラのフラッシュがこんなに多くたかれていて、凄く嬉しいです」とジョークを交えながら笑顔で述べると、息子のJ・スミスも「コンニチハ!この場にいられてうれしいです。僕たちの映画をサポートしてくれてありがとう。日本に来られてとてもうれしいです」としっかり挨拶。
また、同作の原案はW・スミスが考案したものであり、その制作のキッカケについては「2年前ほど前、ジェイデンがジャッキー・チェンと『ベスト・キッド』(2010年)を撮っていて、あまりにも楽しそうにしていてジェラシーを感じちゃったんだ、"俺が父親だぞ!"ってね(笑)。だから親子共演を果たせる企画を考えようと思って。で、ある日インスピレーションが湧いて1000年後の未来の話を思いついたんだ。その後、たまたまシャマラン監督の誕生日の日に電話をしたら、誕生日のお祝いはいいから、何か企画の話をしてよって言われてこの話をしたんだよ」と明かした。
さらに、『幸せのちから』(2006年)以来の共演となる"俳優ジェイデン・スミス"についてW・スミスが「自分の感情をコントロールできるようになった」と褒めると、J・スミスも"俳優ウィル・スミス"について「作品づくりに対しての真剣さと情熱を感じました。映画はいつまでも残るものだから、本当に面白いパーフェクトな作品にしようという想いを持っている」と絶賛していた。
ほか、お気に入りのシーンについて聞かれたW・スミスは、J・スミスが崖からダイブして巨大な鳥に襲われるシーンを挙げ、「ジェイデンの顔がびびってた」と茶化して会場の笑いを誘ったり、マイクを離さずに終始しゃべっている"父親 ウィル・スミス"をJ・スミスが「話す量を半分にしてよ、僕の話す時間がなくなるじゃないか!」とたしなめるなど、終始スミス親子の仲良しな雰囲気に包まれつつ、会見は幕を閉じた。
西暦3072年、人類は惑星<プライム>に住んでいた。宇宙遠征で見知らぬ星に不時着してしまった伝説の兵士サイファ(ウィル・スミス)とその息子キタイ(ジェイデン・スミス)。負傷した父の代わりに、帰るための緊急シグナル<ビーコン>を探しに行かねばならない息子に、父は「ここははるか昔、人類が捨てた地球だ」と告げる。たった一人で未知の星を進むキタイ。見たこともない凶暴な生物たちに次々に襲われ、やがてキタイの恐怖が最高潮に。そのとき彼が呼び寄せたものとは……。映画『アフター・アース』は、6月21日より、丸の内ピカデリーほか全国公開。