米Googleは5月1日(現地時間)、同日までの過去2週間のAndroid OSのバージョン別シェア集計結果を発表した。前回1カ月前の結果と大差ないが、Ice Cream Sandwichのシェアの一部がJelly Beanへと移行しており、Galaxy等の一部端末で4月にJelly Beanアップデートが提供開始された影響が考えられる。
OSバージョンごとのシェアは下記のようになる。Froyo、Gingerbread、Honeycombが微減、Ice Cream Sandwichは2%近く減少しているが、Jelly Beanでは3%以上増加しており、Ice Cream Sandwichを中心にシェア全体がJelly Beanへと流れている様子がうかがえる。おそらく旧OSの多くが減少傾向となったのはJelly Bean搭載端末への移行が進んだことが原因で、Ice Cream Sandwichの減少は前述のようにOSバージョンアップによる移行が発生したことが主な理由の1つだと考えられる。このGoogleのバージョン別集計はGoogle Play Storeへのアクセス履歴をベースにしているため、アクティブユーザーの動向が反映されやすく、バージョン別シェアへの影響に表れたと予想できる。
バージョン | コード名 | API Level | シェア |
---|---|---|---|
1.6 | Donut | 4 | 0.1% |
2.1 | Eclair | 7 | 1.7% |
2.2 | Froyo | 8 | 3.7% |
2.3 - 2.3.2 | Gingerbread | 9 | 0.1% |
2.3.3 - 2.3.7 | Gingerbread | 10 | 38.4% |
3.2 | Honeycomb | 13 | 0.1% |
4.0.3 - 4.0.4 | Ice Cream Sandwich | 15 | 27.5% |
4.1.x | Jelly Bean | 16 | 26.1% |
4.2.x | Jelly Bean | 17 | 2.3% |