1万円切りのゲーミングマザー

MSIのマザーボードに新しく「GAMING」シリーズがラインナップ、新モデルとして「Z77A-GD65 GAMING」「Z77A-G43 GAMING」「B75A-G43 GAMING」の3製品が発売された。GAMINGはマザーボード/グラフィックスカード共通の新ブランド。すでにグラフィックスカードでは製品が出ていたが、マザーボードではこれが初めて。

GAMINGシリーズの製品パッケージ。デザインはグラフィックスカードも共通

ゲーミングマザーでは定番といえるLANチップ「Killer E2200」を搭載する

ゲーム向けの機能としては、オンラインゲームのレスポンスを向上させるネットワークコントローラ「Killer E2200」を全モデルに搭載。迫力のあるサラウンドサウンドが楽しめる「Sound Blaster Cinema」にも対応した。またキーボード/マウス用のPS2とUSBポートは金メッキの厚さが通常の3倍になっており、耐久性が高くなっている。

Z77A-GD65 GAMING

B75A-G43 GAMING

最上位モデルのZ77A-GD65 GAMINGは、Z77チップセットを搭載するモデルで、同社の品質規格「ミリタリークラスIII」に準拠。PCI Express 3.0のx16スロットを3つ搭載し、SLI/CrossFireXによるマルチGPUに対応する。価格は20,000円前後。

最上位モデルらしく、CPU周りは重厚な作り。DrMOS II搭載は同モデルのみ

ヒートシンクのデザインは、GAMINGシリーズの象徴であるドラゴン

オーバークロック用の機能も搭載。一番奥にあるのが「OC Genie II」ボタン

バックパネル。グラフィックス出力は、HDMI、DVI、VGAの3端子を備える

Z77A-G43 GAMINGはZ77チップセットの下位モデルで、拡張スロットの構成が異なるほか、バックパネルの一部ポートが省略されている。価格は15,000円前後だ。B75A-G43 GAMINGはB75チップセットを搭載するモデルで、こちらの価格は10,000円前後となっている。

ゲーミング用のマザーボードは、競合他社も力を入れているところであるが、これまではオーバークロック用とともに、ハイエンドユーザー向けというイメージが強かった。ところがMSIのGAMINGシリーズは比較的安価。特にB75チップセットを搭載するような低価格モデルは非常に珍しく、新たなユーザー層の開拓も期待できそうだ。

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