俳優の堤真一が1日、阪神甲子園球場にて行われた阪神対広島戦で始球式を行った。
堤は、自身が主演を務める映画『俺はまだ本気出してないだけ』(6月15日公開)のPRを兼ねて、役名の「大黒シズオ」と公開日の「6/15」が背中に刻まれた縦縞ユニフォームで登場。タイガースファンで埋め尽くされた客席から大歓声がおこる中、タイガースの先発ピッチャー・榎田大樹投手からボールを受け取ると、緊張の面持ちでセットポジションに。広島の一番バッター・菊池涼介選手への"本気"の一球は、見事ノーバウンドでキャッチーミットに収まった。
始球式を終えた堤は、「投げ終わってドドっと緊張しましたが、気持ちよかったです」と感想を語り、「今回の投球は100点満点!」と満足気。兵庫県西宮市出身でタイガースファンの堤は、甲子園球場の印象を「神聖な場所で、まるで伊勢神宮に行ったときのような感じ」と例え、「阪神は現在(ペナントレース)好調な位置にいるが、ほかのチームも頑張って、ジャイアンツを追いかけてほしい」と各チームにエールを送った。
映画『俺はまだ本気出してないだけ』は、青野春秋の同名漫画の映像作品。バツイチで子持ち。「本当の自分を探す」と勢いで会社を辞めるも朝からゲームばかり。父親には毎日怒鳴られ、高校生の娘に借金し、バイト先ではミス連発。そんなダメ男・大黒シズオ(41歳)を、俳優・堤真一が演じる。さえない日々が続いていたシズオだったが、ある日「とうとう見つけちゃった。俺、マンガ家になるわ」と宣言する。