埼玉県春日部市では5月3日・5日に「大凧あげ祭り」を、同市西宝珠花の江戸川河川敷で開催する。
約3カ月かけて制作した「大凧」
同イベントは、毎年5月3日・5日に開催。揚げる凧は、和紙と竹で3カ月もかけて大凧文化保存会の会員によって作られたもので、大きさは大凧が縦15m、横11m、重さ800kg。そろいのはんてんを着た大人百数十人によって、空に揚げられる。その隣では、小凧や女凧、企業名入りのコマーシャル凧などが舞う。
大凧あげの由来は、江戸時代後期に凧揚げで養蚕の豊作を占うようになったのが始まりとされる。明治中期以降は初節句を迎える子供たちの成長を願う行事となり、1991年に国選択無形民俗文化財に指定された。
現在は、大凧あげ祭りの初日である5月3日に初節句のお祝いを実施。初節句に参加した子供たちの名前を書いた紙を大凧に貼り、空に舞い上げる。
同イベントは、春日部市西宝珠花江戸川河川敷大凧広場で開催。詳細は春日部市公式サイトでも案内している。