ディーアンドエムホールディングスは5月1日、マランツブランドよりスリムタイプのAVサラウンドレシーバー「NRシリーズ」の新モデル「NR1604」を発表した。発売は5月下旬で、希望小売価格は84,000円。
高機能なAVアンプはサイズの大きな製品が多いが、NRシリーズは、入出力や搭載する機能などを妥協せずに小型化したモデル。本体サイズはW440×D367×H105mmで、重量は8.4kg。薄型テレビ用のラックにも十分納まるサイズだ。
HDMIは入力(フロント1)×7系統/出力×1系統を装備。CEC(HDMIコントロール機能)にも対応しており、各社のテレビと連動させることもできる。パワーアンプはフルディスクリート構成の7chで、実用最大出力は100W(6Ω、1kHz、THD10%、1ch駆動時)。フロント2ch、サブウーファー、ゾーン2のプリアウト出力が可能。フロントチャンネルを別のピュアオーディオ用アンプなどで鳴らすこともできる。
HDMI以外の入出力インタフェースは、コンポーネント映像入力×2系統、コンポーネント映像モニター出力×1系統、コンポジット映像入力×3系統、コンポジット映像モニター出力×1系統、アナログ音声入力×3系統、光/同軸デジタル音声入力×各1系統、ヘッドホン出力×1系統、USBポート(入力)×1基と、前述のプリアウト出力だ。
音場設定ツールは、Audyssey MultEQを採用。マルチポイントでの測定により、リスニングポジションの広いサラウンド環境を構築することができる。また、オーバーレイ表示可能な日本語対応GUIも採用しており、コンテンツを再生させて実際に効果を確かめながら、さまざまな設定を行うことができる。
4K映像にフル対応。4K映像のパススルーのほか、SD/HD映像の4Kへのアップスケールも可能だ。また、4K映像の再生中にも、GUIをオーバーレイ表示させることができる。
ネットワークやスマートフォンとの連携機能も搭載。DLNA 1.5、AirPlay、インターネットラジオに対応するほか、「Marantz Remote App」によって、iPod touch/iPhoneから操作を行うこともできる。