ワコムは、企業向けペンタブレット・ソリューション「DTU-2231」の後継機として、フルHD対応の広視野角IPS液晶を搭載した新機種「DTK-2241」を5月下旬に発売すると発表した。価格はオープン。
今回発表された「DTK-2241」は、企業内における業務フローをはじめ、銀行や販売店の店頭における商品説明や販売、医療現場でのカルテや同意書の電子化などの領域で進展するペーパーレス化の流れをサポートする液晶ペンタブレット。アンチグレア(映り込み防止)処理が施された高画質・広視野角の21.5型IPS液晶パネルを搭載しているのが最大の特徴で、本体上部には機能の割り付けが可能な5個のファンクションキーも備えている。
また、同社独自技術である電磁誘導方式のペンテクノロジにより、1,024レベルの筆圧感知を実現。ペン本体にはダブルクリックや右クリックに対応する2つのサイドスイッチも側面に配したほか、紛失防止ケーブルの取り付けも可能となっている。
さらに本製品は、HDCPに準拠しているためデジタルコンテンツを表示でき、またDVI-I映像出力の搭載により、プロジェクターや他のディスプレイに画像を映し出すこともできる。加えて、2つのUSBポートによって、USBドライブなどの外付け機器と接続可能。標準装備のスタンドの角度は15度から72度の間で調整でき、VESA規格対応マウントを備えているので、市販のアームやスタンドを取り付けることもできる。このほか、盗難防止のためのセキュリティ ロック・スロットも用意されている。
なお同社は、Webサイトにてユーザ登録をすると無償保証期間が3年になるサービスも実施しているとのこと。