「リアルスーツ」をコンセプトに、ツープライス業態を展開する「SUIT SELECT」(コナカグループ)はこのほど、国際宇宙ステーションの宇宙船内服開発に用いたナノテクノロジーを衣料品に応用した「MUSHON Fabric(ムッシュオンファブリック)」シャツを発表した。
「MUSHON Fabric」は、国際宇宙ステーションの宇宙船内服開発に用いたナノテクノロジーを衣料品に応用したアンモニア消臭機能加工の織・編物生地。国際宇宙ステーション内では衣料品を洗濯できないため、臭いによる不快感が問題に。これを解消するべく、JAXAが支援する開発プロジェクト「JAXA COSMODE PROJECT」により東レ・J-SPACEが開発したものがこの消臭加工技術となり、洗濯耐久性を付加し、地球素材へ応用したのが同素材だ。一般的に使用される表層加工ではなく、繊維をナノスケールで内部改質することにより、耐久性と即効性の高い消臭素材を実現した。
ムッシュオン加工を付加した「MUSHON Fabric」シャツのベース素材は、ポリエステル100%素材のハイブリッドセンサー(国内生地)で、高い形態安定性・高吸水・綿の約2倍の速乾性・優れたストレッチ性もあわせ持つ。長袖と半袖を展開し、価格はともに3,990円。