OK例、身体のラインが一直線になっている

整体師の大山奏です。筋トレなどで、体幹という言葉を聞いたことがあると思います。以前「体幹トレーニングで痩せ体質に! 側部を鍛える編」を紹介しましたが、普通の筋トレでは使わない身体の内部の筋肉を刺激するので、短い時間でも効果が見込めます。

体幹トレーニングによってインナーマッスルを鍛えれば、筋肉量が増えやすく基礎代謝量も多くなり、ダイエットも効率よくできます。そこで今回は体幹の基本中の基本、腹腰筋を鍛えるドローイングを紹介します。このドローイングをマスターすれば、一日中いつでもどこでも体幹を鍛えられます。

最初の姿勢は身体が一直線になった状態です。

(左)NG例、おなかの奥に力が入らず、お尻が落ちてしまう

お尻が落ちる、身体がくの字はNG

腹腰筋に正しく力が入っていないと、お尻が落ちたり身体がくの字になったりしまいます。お尻を持ち上げる時に、おなかの奥に力を入れる感覚があると思います。もし力が入っていないと感じたら、一度やめてやり直してください。

長い時間を目標にするよりも、短い時間でも正しい姿勢で行う方が効果は上です。

身体を一直線にしてキープできればOK

最初の姿勢を30秒ぐらい保つところから始めましょう。意外なほど30秒が長く感じられませんか? それだけふだん意識していない部分ということです。30秒が難しければ、10秒を3回としてもOKです。このドローイングで力が入っている感覚を、身体に覚えこませてください。最終的な目標は3分間です。

おなかの奥に力が入る感覚が分かったら、是非その感覚を日常の生活で実践してみてください。立った姿勢で、仰向けに寝転んだ姿勢で、歩きながらで、イスに座りながらででも。どんな時にも意識を向けるだけで筋肉が鍛えられます。

毎日の生活に取り入れられるようになれば、おなかの肉が減っていき、基礎代謝量の増加とともに太りにくい体質になれます。

筆者プロフィール : 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログでは日々の出来事を思うままにつづっている。

「ひよっこライター大山奏」