子役の鈴木福が、5月5日にフジテレビ系で放送されるスペシャルドラマ『一休さん2』(19:00~20:54)で、初の女装姿を披露することが30日、明らかになった。
同作は昨年6月30日に放送された『一休さん』の第2弾。便利なものが何もない室町時代を知恵を絞り、とんちで切り抜け、助けあいながら生きた人々の姿を、臨済宗の"一休さん"こと禅僧一休宗純を中心に軽快なテンポで描いた。一休さんを演じる鈴木が女装を披露するのは、『一休さん2』の第3幕「一休と旅一座」の1シーン。一休は、旅の一座「八千代一座」の芝居に新右衛門さんの計らいで、急きょ出演することになる。一休の役どころは、はやり病にかかった母を持つ娘。懸命に看病をしようとするも、娘に病をうつしてはならないと、母は娘の看病を拒んでしまう。一休が演じる娘の演技に、観客たちも涙する。
黄色い着物におかっぱのカツラをかぶり、化粧をして現場入りした鈴木。カメラの前に立つとノリノリで、女の子になりきった表情とポーズを見せた。初めての女装に鈴木は、「学芸会とかでもやったことないし、初めてだったので、お化粧とかして、女の人ってこんなことするんだ~と思いました」と語り、「僕にはよく分からなかったんですけど、お母さんや妹に似ているみたいで『同じ顔している!』ってすごいみんなから言われて、家族って似ているんだなと思いました」と発見を喜んでいた。
また、この日は撮影最終日。最後のシーンを撮り終えた鈴木は、涙を流しながら「ありがとうございました。すごく楽しかったし、去年よりも短く感じました。最後のシーンの撮影は泣くシーンで大変だったけど、みんなとできてうれしかったです」と語り、「パート3ができたらうれしいです」と次回作に意欲を見せていた。