AKB48が27日、東京・日本武道館にて25日から28日まで行われるコンサート「AKB48グループ臨時総会~白黒つけようじゃないか!~」の3日目夜公演を行った。

AKB48の5年半ぶりの単独公演で、河西智美の卒業セレモニーが行われた

同コンサートは25日にSKE48、26日にNMB48、27日の昼公演にHKT48、夜公演にAKB48が単独公演を行い、最終日となる28日の昼夜公演でAKB48グループメンバーが総出演する。姉妹グループが出演しないAKB48のみのコンサートは、2008年に開催された「第1回リクエストアワー」以来、約5年半ぶりのこと。今や中堅メンバーの4期生・大家志津香、5期生・北原里英をはじめ、ほとんどのメンバーにとって初の単独公演となった。

この日のスタートを飾ったのは、タイトルに"AKB"が入った「AKB参上!」「AKBフェスティバル」「AKB48」。その後、篠田麻里子のチームA、大島優子のチームK、梅田彩佳のチームB、研究生がそれぞれの公演曲を披露。続けて、ソロやさまざまなユニット、フルメンバーでのシングル曲など、高橋みなみや大島優子がMCで「今のAKBのパワー全てぶつけます!」と宣言していたとおり、気合十分のパフォーマンスが繰り広げられた。

アンコールの後に行われたのは、河西智美の卒業セレモニー。加入当時からの7年間の映像が流れた後、ステージに登場した河西はソロ曲「まさか」「Mine」をメドレーで披露した。歌い終えた河西を、秋元才加、梅田彩佳、大島優子、小林香菜、松原夏海、宮澤佐江(SNH48)、大堀恵(元メンバー)といった2期生世代が取り囲み、感謝の気持ちと共にこれからも変わらない仲間であることを伝え、目を潤ませながら卒業を祝福した。

河西は「7年間長かったようであっという間だったとも思います。つらいことも悔しいこともありましたが、今思い出すと幸せな時間を過ごさせていただきました」と振り返り、「AKBに入る前から夢だったソロ歌手の道に進みます。皆さんを元気にできる歌手になれるよう、また皆さんに会える日を楽しみに頑張ります」と意気込みを語った。

河西を見送った後、AKB48グループ総監督の高橋みなみが「仲間が旅立っていきました。見送るのは寂しいです。でも、悲しい別れではありません。AKBは前を向いて進んでいきますので、よろしくお願いします」とコメントし、5曲を披露。計45曲にもおよんだ5年半ぶりの単独コンサートは幕を閉じた。

(C)AKS