2013年4月26日、大阪・梅田のグランフロント大阪が街びらきした。

グランフロント大阪は、梅田貨物駅を中心とする約24ha(ヘクタール)の「うめきた」エリアのうち、先行開発エリアの約7haを再開発した複合施設。オフィスや商業施設、ホテル・サービスレジデンス、分譲住宅、ナレッジキャピタルなどで構成される。年間2500~4000万人の来場が見込まれているという。

その中核施設となるのがナレッジキャピタルである。

ナレッジキャピタルは、「感性」と「技術」の融合により「新たな価値」を創出する場と位置付けられており、ベンチャー企業の支援や人材育成、ビジネスマッチングなど、様々なコラボレーションを生む場とされる。また、企業や大学、研究機関だけに留まらず、ナレッジキャピタルを訪れる人々もこうした活動に参加することで、これまでにない新たなイノベーションを起こすことを目指して作られた。

ナレッジキャピタルには、会員制交流サロンである「ナレッジサロン」や、小規模ワーキングスペースを提供する「コラボオフィス」や「コラボオフィスnx(ネクス)」、企業や大学、研究機関が参加する「The Lab.みんなで世界一研究所」、イノベーション創出のための事務所スペース「ナレッジオフィス」、多目的劇場「ナレッジシアター」、最大3000人の収容が可能な「ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター」、貸会議室の「カンファレンスルーム」を用意。さらに、21の企業や団体が出店する「フューチャーライフショールーム」で構成される。

一般社団法人ナレッジキャピタルの高橋豊典事業統括部長は「"街"に来た人は、ナレッジテンフォメーションやカフェラボを通じて、ナレッジキャピタルでどんなことが行われているのかを知り、イベントやショールームなどの一般プログラムに参加する」としたうえで、「さらに、専門分野の展示会や高度人材ワークショップ、ビジネスマッチングなどの高度プログラムで、より深いコラボレーションを行い、その結果、プロジェクトへの参加や就職機会などにつながることを目指す」と、一般参加型の新たなコラレボーションの可能性について言及した。

以下、ナレッジキャピタルの様子を写真で紹介していこう。

※写真をクリックすると拡大します。

大阪・梅田のグランフロント大阪

ナレッジキャピタルはグランフロント大阪北館に位置し、13階までの各フロアを使用

ナレッジキャピタルのロゴ

ナレッジキャピタルの構成

ナレッジキャピタルのフロア案内

ナレッジキャピタルへの参加企業は合計82社に達している

企業や研究機関、大学だけでなく、一般の人を巻き込んだ形で新たな価値を創造するという

カフェラボ

1階のカフェラボ。ナレッジキャピタル全体のインフォメーション機能も果たす

イベントラボ

地下1階のイベントラボでは、開業記念イベントとして「THE 世界一展」を9月1日まで開催する。初音ミクも登場する

ナレッジサロン

ナレッジサロンでは企業人、研究者、クリエイターなどの分野を超えた人たちの会員制の交流の場。正会員料金は年額105,000円

ナレッジサロンは、7階フロアの1,200平方メートルを使い、270席が用意される

26種類の椅子、7種類のテーブルを用意して自由に選べる

プロジェクトルームでは個別に部屋を使用することができる

会員向けにはお酒の提供もある

コラボオフィスおよびコラボオフィスnx

8階フロアにあるコラボオフィス

最大64.50平方メートルまでの大小52部屋を用意している

コラボオフィスnx(ネクス)では、固定席と自由席を用意。固定席ではベンチャー企業が住所登記もできる

コラボオフィスの利用者か使える複合機とシュレッダー

ナレッジシアター

381席を持つ多目的劇場のナレッジシアター

The Lab.みんなで世界一研究所

企業や大学、研究機関が参加するThe Lab.みんなで世界一研究所

The Lab.みんなで世界一研究所のフロア構成図

The Lab.みんなで世界一研究所には現在17社が参加しているという

2~3階のアクティブラボでは開発段階のプロトタイプなどを展示

こうしたミーティングスペースも用意している

人間国宝でもある桂米朝さんをリアルに再現した等身大ロボット「米朝アンドロイド」を展示

デジタルファッションではディスプレイを使って試着ができる

これから注目を集めそうなウェアラブル型の各種IT機器も展示されている

医療、介護分野向けのサービスロボットも展示

伝説のスポーツカーのトミーカイラZZが電気自動車として復活

心を持ったロボットを作りたいというプロジェクトも展示

凸版印刷はフェルメールの描いた絵から周辺の状況を再現

アクティブスタジオはワークショップやプレゼンテーション、セミナーなどを開催

アクティブスタジオでは情報通信研究機構が8面のフルハイビジョンディスプレイを展示

情報通信研究機構は200インチの裸眼立体映像(3D)表示技術を展示していた

フューチャーライフショールーム

空気をテーマとした体感型ショールームとなるダイキンのフーハ大阪

新たな暮らし方を提案する積水ハウスの住ムフムラボ

製菓教育を行う大手前学園のスイーツ・ラボ。スイーツの情報発信基地を目指す

親子が心と体と頭を使って遊ぶ室内あそび場「ボーネルンドあそびのせかい」

NTTドコモのdocomo OSAKAは関西エリアにおけるブランド発信基地になる

docomo OSAKA BIG!スマホで最新情報を提供する

ソフトバンクの「ソフトバンク グランフロント大阪」。関西地区初の旗艦店となる

「白戸家」のお父さんと、お兄さんのダンテ・カーヴァーさん、ジャルジャルの後藤淳平さん、福徳秀介さんも来店

KDDIは、関西初の直営店舗「au OSAKA」をオープン

au OSAKA では、auが発売するすべての端末を展示。新製品もいち早く触れる店舗になる

AppBank Storeうめだは、iPhoneアクセサリーが並ぶ専門店

Mercedes-Benz Connection。メルセデス・ベンツを気軽に体験してもらう店舗

Mercedes-Benz Connectionには、カフェのDOWNSTAIRS CAFEを併設

コカ・コーラの製品を体験できるコカ・コーラウエスト ハピネスラボ

関西電力グループのエネレッジ。家族でエネルギーについて学ぶことができる

ランナーのためのパーソナルサービスを提供するアシックスストア大阪

ドイツで3世紀以上の歴史を持つピーロートのWorld Wine Bar by Pieroth